オーディオ辞典【ひらがな】
DSPでぃーえすぴー
digital signal processorデジタル信号処理に特化したマイクロプロセッサです。マルチメディア用としては、特定の演算処理を高速に行える機能を生かして、音声などのアナログ信号から変換されたデジタル信号の処理を行っています。AVアンプなどは、使っているDSPの能力を、製品の特徴として謳っていることもあります。
デコーダーでこーだー
decoderデコーダー(decoder)とは、エンコード(符号化)されたデジタル信号を、元のアナログ音声や規定の形式へ復元する装置・回路・ソフトウェアのことです。オーディオでは、圧縮音源やサラウンド音声を正しく再生するために欠かせない役割を担います。
デコーダーの役割と仕組み
音楽や映像の音声は、伝送・記録を効率化するために符号化(エンコード)されています。デコーダーはこの符号を解き、スピーカーで鳴らせる信号へ戻します。CDプレーヤー・AVアンプ・ネットワークプレーヤーなどに内蔵されています。
オーディオでよく使われるデコーダー
- Dolby / DTS デコーダー:AVアンプでサラウンド音声を復元
- MP3 / AAC / FLAC デコーダー:圧縮音源を再生
- DAC(D/Aコンバーター):デジタルをアナログへ変換する広義のデコード
デジタルアンプでじたるあんぷ
digital amplifierデジタルアンプとは、信号を0と1のデジタルデータとして扱い、そのパルス信号のまま増幅させるアンプのことで、デジタルアンプがスピーカーに送る際にはアナログ信号に変換しています。
対してアナログアンプでは音声信号をアナログ波のまま増幅させてスピーカーから出力させます。
各社からデジタルアンプが出ていますが、共通することは、出力段にD級アンプを使用していることです。
アナログアンプに比べ、電力効率が非常に高いため発熱が少なく、消費電力が少ないことが特長です。
ミニコンポやカーオーディオ、携帯音楽プレーヤーなどのアンプや、多チャンネルを扱うAVアンプにも使われます。
デジタルオーディオでじたるおーでぃお
digital audioデジタルオーディオとは、音の波形を数値データとして記録・伝送・再生する方式のことです。CDや音楽配信、ハイレゾ音源など、現在の音楽再生の中心となっています。
仕組み(サンプリングと量子化)
連続したアナログ波形を、一定間隔で区切って数値化します。1秒間に区切る回数がサンプリング周波数(kHz)、数値の細かさがビット深度(bit)です。どちらも数値が大きいほど原音に忠実になります。
代表的な規格
- CD:16bit/44.1kHz
- ハイレゾ:24bit/96kHz以上など
- DSD:SACDに使われる方式
アナログとの関係
デジタルデータは、再生時にデコーダーやDAC(D/Aコンバーター)でアナログ信号へ戻してからスピーカーで鳴らします。この変換の質も音を左右します。関連用語:デコーダー/SACD/可逆圧縮方式。
ドームスピーカーどーむすぴーかー
dome loudspeaker振動板が半球(ドーム)状になったスピーカーです。
中音以上の再生に向くために、ツィーターによく使われます。
振動の仕方が、球が膨らんだり縮んだりするように動くために、音の拡散性、指向性がよいという特徴があります。金属や炭素系のハードドームや繊維素材のソフトドームなどがあり、前者はシャープでメリハリのある音、後者は柔らかくて繊細な音になるといわれます。
トールボーイ型とーるぼーいがたすぴーかー
tallboyスピーカーシステムのエンクロージャーの形式の一つです。
名前の通り、幅が狭く全高が高いフロア型スピーカーを通称して呼んでいます。幅や奥行きが小さく床面積が狭いかわりに、全高を高くして容積が稼げるのが特徴です。
幅が狭いことからウーファーも比較的小口径のものが使われ、大口径に匹敵する特性を得るためにウーファーをマルチ駆動するものも多くあります。
スペース効率がいいことから、ホームシアターなどに積極的に取り入れられていますが、ピュアオーディオに用いることができる製品も増えています。
トーンアームとーんあーむ
tone armトーンコントロールとーんこんとろーる
tone control同軸スピーカーどうじくすぴーかー
coaxial loudspeaker同軸スピーカーは、ウーファーとツイーターが同一軸上に配置されたスピーカー設計です。TANNOY デュアルコンセントリック・KEF Uni-Qが代表で、音像定位の正確性に優れます。
ツイーターをウーファーの中心に同軸配置することで、リスニングポイントへの音響到達時間差が無くなり、音像の定位精度・音場の自然な広がりが得られます。一方でツイーター後面にウーファーの磁気回路があるため、磁気シールド設計が重要です。
関連用語:仮想同軸型スピーカー / ホーン型
当社ではTANNOY同軸スピーカー(Westminster・Canterbury・Stirling GR等)を業界40年の経験で査定。参考買取相場は応相談。
ドライバーどらいばー
driving unitホーン型スピーカーやヘッドフォン、イヤホンの音を出す部分のことです。
磁石、ボイスコイル、振動板で成り立っており、それ自体が音波を発します。
ホーン型スピーカーにおいては、ホーン自体は振動せず、音波を効率的に拡散するメガホンのような役割をします。
振動板には半球状のものが多く使われます。
ヘッドフォン、イヤホンにおいては、ドライバーはハウジングに格納されており、ドライバーの性能だけでなく、ハウジングの材質や形状が音質に影響を与えます。

