カートリッジ

レコードプレーヤーの装置の一つ。

シェルに格納されている、レコード針がつけられた装置一式のことをいいます。

ピックアップともいいます。レコード表面の音溝の振幅を読み取り、電気信号に変換する装置です。

音溝をトレースする針先(スタイラスチップ)と、針を装着したカンチレバー、発電コイル、信号出力用の接点(ピン)で構成されています。

発電方式によってMM型とMC型に分けられます。

MC型は出力電圧がMM型の1/10程度なので、MM型のイコライザアンプに接続する際には、昇圧トランスかヘッドアンプの接続を必要とします。

また、針交換が手軽にできないなど難しい面がありますが、周波数レンジが広いなどの音の良さがレコード愛好家やオーディオ愛好家に支持されています。

レコードの衰退に伴ってカートリッジの製造も縮小されましたが、このような理由からレコード愛好家向けに一部メーカーによって製造が継続されてきました。

最近のレコード復活に伴って、製造・流通の回復が期待されます。