フォノイコライザー

フォノイコライザーには大きく分けて二つの役割があります。

一つはレベルを増幅する機能です。PHONO 出力と呼ばれるアナログプレーヤーからの信号は、MM型で2~5mV、MC型は0.1~0.5mV程度の出力電圧で、これをLINE出力の200mV程度の電圧まで上げる必要があります。

もう一つはアナログレコードの特殊性で、RIAAという規格に沿って高音部を高めに、低音部を低めのレベルで収録してあります。

それを再生時に元の状態に復元する機能をフォノイコライザーは負っているのです。

アンプにフォノ端子がついている場合は内蔵しているので、そこにレコードプレーヤーをつなぎ、ない場合は単体のフォノイコライザーを使用することになります。

フォノイコライザーが、MM型、MC型のどちらに対応しているかは、カートリッジのタイプによります。