オーディオ辞典【アルファベット】

DVDでぃーぶいでぃー

digital versatile disc

デジタルデータの記録媒体である第2世代光ディスクの一つです。直径はCDと同じ12㎝で、記録方式はMPEG2方式の画像圧縮技術を用い、赤色レーザーで記録します。片面一層の記録容量は4.7GBで、CDの約6倍の記録容量を持ち、VHSビデオテープ方式と同等の画質で、133分の録画が可能となるよう規格されたものです。映像媒体として広く普及していますが、Blu-ray Discの登場によって、徐々に移行が進んでいるといえます。ちなみに世界で最初に発売されたDVDは谷村新司のライブDVDだとされています。また、5.1chサラウンド方式のDVDは『インデペンデンス・デイ』が最初とされています。

デコーダーでこーだー

decoder

デコーダー(decoder)とは、エンコード(符号化)されたデジタル信号を、元のアナログ音声や規定の形式へ復元する装置・回路・ソフトウェアのことです。オーディオでは、圧縮音源やサラウンド音声を正しく再生するために欠かせない役割を担います。

デコーダーの役割と仕組み

音楽や映像の音声は、伝送・記録を効率化するために符号化(エンコード)されています。デコーダーはこの符号を解き、スピーカーで鳴らせる信号へ戻します。CDプレーヤー・AVアンプ・ネットワークプレーヤーなどに内蔵されています。

オーディオでよく使われるデコーダー

  • Dolby / DTS デコーダー:AVアンプでサラウンド音声を復元
  • MP3 / AAC / FLAC デコーダー:圧縮音源を再生
  • DAC(D/Aコンバーター):デジタルをアナログへ変換する広義のデコード

関連用語:デジタルオーディオSACD可逆圧縮方式

デジタルアンプでじたるあんぷ

digital amplifier

デジタルアンプとは、信号を0と1のデジタルデータとして扱い、そのパルス信号のまま増幅させるアンプのことで、デジタルアンプがスピーカーに送る際にはアナログ信号に変換しています。

対してアナログアンプでは音声信号をアナログ波のまま増幅させてスピーカーから出力させます。

各社からデジタルアンプが出ていますが、共通することは、出力段にD級アンプを使用していることです。

アナログアンプに比べ、電力効率が非常に高いため発熱が少なく、消費電力が少ないことが特長です。

ミニコンポやカーオーディオ、携帯音楽プレーヤーなどのアンプや、多チャンネルを扱うAVアンプにも使われます。

デジタルオーディオでじたるおーでぃお

digital audio

デジタルオーディオとは、音の波形を数値データとして記録・伝送・再生する方式のことです。CDや音楽配信、ハイレゾ音源など、現在の音楽再生の中心となっています。

仕組み(サンプリングと量子化)

連続したアナログ波形を、一定間隔で区切って数値化します。1秒間に区切る回数がサンプリング周波数(kHz)、数値の細かさがビット深度(bit)です。どちらも数値が大きいほど原音に忠実になります。

代表的な規格

  • CD:16bit/44.1kHz
  • ハイレゾ:24bit/96kHz以上など
  • DSD:SACDに使われる方式

アナログとの関係

デジタルデータは、再生時にデコーダーやDAC(D/Aコンバーター)でアナログ信号へ戻してからスピーカーで鳴らします。この変換の質も音を左右します。関連用語:デコーダーSACD可逆圧縮方式

ドームスピーカーどーむすぴーかー

dome loudspeaker

振動板が半球(ドーム)状になったスピーカーです。

中音以上の再生に向くために、ツィーターによく使われます。

振動の仕方が、球が膨らんだり縮んだりするように動くために、音の拡散性、指向性がよいという特徴があります。金属や炭素系のハードドームや繊維素材のソフトドームなどがあり、前者はシャープでメリハリのある音、後者は柔らかくて繊細な音になるといわれます。

トールボーイ型とーるぼーいがたすぴーかー

tallboy

スピーカーシステムのエンクロージャーの形式の一つです。

名前の通り、幅が狭く全高が高いフロア型スピーカーを通称して呼んでいます。幅や奥行きが小さく床面積が狭いかわりに、全高を高くして容積が稼げるのが特徴です。

幅が狭いことからウーファーも比較的小口径のものが使われ、大口径に匹敵する特性を得るためにウーファーをマルチ駆動するものも多くあります。

スペース効率がいいことから、ホームシアターなどに積極的に取り入れられていますが、ピュアオーディオに用いることができる製品も増えています。

トーンアームとーんあーむ

tone arm

トーンアームは、レコード針(カートリッジ)を支えるアームで、ダイナミックバランス・スタティックバランス等の方式がありますSME 3009・SAEC WE-407・Linn Ekos 等が代表機種。

主要構造:ピボット(支点)・アームパイプ・カウンターウェイト・アンチスケーティング機構・針圧調整。アームの実効長(9インチ・10インチ・12インチ)でトラッキング角度誤差が変わり、12インチアームは長尺で歪率が小さい特徴。

関連用語:カートリッジ / ピックアップ

トーンコントロールとーんこんとろーる

tone control

トーンコントロールとは、アンプで低音(BASS)と高音(TREBLE)の量を手動で増減する機能のことです。部屋やスピーカー、好みに合わせて音のバランスを調整できます。

仕組み

中音を基準に、低音・高音の帯域を持ち上げたり下げたりします。中央(フラット)で無補正、右に回すと強調、左で抑制、というのが一般的です。3バンド(低・中・高)を備える機種もあります。

ラウドネス・トーンディフィートとの違い

  • ラウドネス:音量に応じて自動で低音・高音を補正
  • トーンディフィート/ソースダイレクト:トーン回路を通さず信号を素通しさせ、純度を優先

使い方の考え方

原音重視ならフラットやディフェット、聴きやすさ重視なら好みに微調整、と使い分けます。関連用語:アッテネーターダイナミックレンジ

同軸スピーカーどうじくすぴーかー

coaxial loudspeaker

同軸スピーカーは、ウーファーとツイーターが同一軸上に配置されたスピーカー設計ですTANNOY デュアルコンセントリック・KEF Uni-Qが代表で、音像定位の正確性に優れます。

ツイーターをウーファーの中心に同軸配置することで、リスニングポイントへの音響到達時間差が無くなり、音像の定位精度・音場の自然な広がりが得られます。一方でツイーター後面にウーファーの磁気回路があるため、磁気シールド設計が重要です。

関連用語:仮想同軸型スピーカー / ホーン型

当社ではTANNOY同軸スピーカー(Westminster・Canterbury・Stirling GR等)を業界40年の経験で査定。参考買取相場は応相談。

ドライバーどらいばー

driving unit

ホーン型スピーカーやヘッドフォン、イヤホンの音を出す部分のことです。

磁石、ボイスコイル、振動板で成り立っており、それ自体が音波を発します。

ホーン型スピーカーにおいては、ホーン自体は振動せず、音波を効率的に拡散するメガホンのような役割をします。

振動板には半球状のものが多く使われます。

ヘッドフォン、イヤホンにおいては、ドライバーはハウジングに格納されており、ドライバーの性能だけでなく、ハウジングの材質や形状が音質に影響を与えます。