本記事はオーディオ買取専門店「オーディオ買取屋」(業界40年・店主が直接査定/査定料・出張料無料・キャンセル時は送料・実費のご負担あり)が監修しています。
【この記事の要点】
当店(オーディオ買取屋)で買取できる蓄音機は、ラッパ(ホーン)型・据置(フロア/キャビネット)型で、どちらも上位機種に限ります。卓上型・ポータブル型は買取の対象外です。また、ゼンマイが巻けない・回らない・音が出ない蓄音機は買取できません。長く動かしていない「動作未確認」のものは査定できますが、当店の検品で動かなければ買取できず、宅配は発送・返送とも送料、出張は実費(契約前のみ)がお客様のご負担になります。売る前は無理に巻かない・分解しない・サウンドボックスやホーンを外さないことと、本体のプレートやマークでメーカー名・型番を確かめることが大切です。SP盤は、まとまった枚数であれば蓄音機と一緒にご相談いただけます。
オーディオ買取屋(長野県松本市・株式会社ヴィンテージストック)店主の草間啓介です。
この記事は、蓄音機を売ろうとしている方に向けて、当店で買取できる蓄音機・できない蓄音機、売る前に確かめること、運び出しと送り方をまとめたものです。蓄音機の型やメーカーの説明は、メーカーの会社沿革や博物館・文化庁のデータベースで確かめられた内容だけを載せています。蓄音機とレコードの歩みそのものはレコードの歴史で詳しく解説しています。
結論:買取できる蓄音機・できない蓄音機の早見表
| 蓄音機の種類・状態 | 当店での扱い | 補足 |
|---|---|---|
| ラッパ(ホーン)型の上位機種 | 買取の対象 | メーカー名・型番が分かると、事前に対象かどうかをお答えしやすくなります |
| 据置(フロア/キャビネット)型の上位機種 | 買取の対象 | 大きく重いものは出張買取のご相談を(条件は後述) |
| 卓上型・ポータブル型 | 買取の対象外 | どの型に当たるか迷う場合は、型番か、マークと全体の写真をLINEでお送りください |
| ゼンマイが巻けない・回らない・音が出ないもの | 買取できない | 当店は修理・整備を行っていません |
| 長く動かしておらず、動くか分からないもの(動作未確認) | 査定はできる | 当店の検品で動作しなかった場合は買取できません。その場合、宅配は発送・返送とも送料、出張は実費(契約前のみ)がお客様のご負担です |
| SP盤(蓄音機用のレコード) | まとまった枚数なら買取 | 数枚だけの場合は買取をお約束できません |
型番がわかれば、その場でおおよその買取額をお伝えできます
業界40年・一級陸上無線技術士の店主が直接お応えします。査定料・出張料は無料(キャンセル・不成立時は送料・実費のご負担あり)、ご相談だけでも構いません。
📞お電話でご相談(通話料無料)0120-702-708受付 平日9:00〜17:00 時間外のお電話もつながることがあります
オーディオ買取屋は、ラッパ型・据置型の上位機種で、動作する(または動作未確認の)蓄音機を、運び出す前に相談したい方に向いています。一級陸上無線技術士の資格を持つ業界40年の店主が、LINEで送られたメーカー名・型番(分からなければマークやプレートの写真)を確認して当日〜翌営業日に回答し、見積額は書面でもお出しできます。大きな据置型は、出張買取の条件に当てはまれば2名でお伺いします。オーディオ全体での買取は創業以来の累計で2,000件を超えています。
当店で買取できるのは、ラッパ型・据置型の上位機種です
当店が買取の対象にしているのは、ラッパ(ホーン)型・据置(フロア/キャビネット)型で、どちらも上位機種に限ります。HMV・E.M.G.・ニッポノホン・ビクターなどの上位機種が対象です。卓上型・ポータブル型の蓄音機は、メーカーを問わず買取の対象外です。
同じメーカーでも、機種によって対象になるかどうかが変わります。どの機種が対象になるかは、メーカー名・型番と状態を伺って1台ずつお答えしています。型番が分からない場合は、マークやプレートの写真と全体の写真を添えてご相談ください。
蓄音機の型とメーカー:博物館・メーカーの資料で確かめられること
この節に挙げる機種は、型やメーカーを説明するための例で、当店で買取できるかどうかを示すものではありません。博物館に所蔵されていることと、当店で買取できるかどうかは別のことです。対象かどうかは、型番と状態を伺ってお答えします。
| 型 | どんな蓄音機か | 型の説明に使った博物館の資料 |
|---|---|---|
| ラッパ(ホーン)型 | 本体の上に、音を広げる大きなラッパ(ホーン)が付いている形 | NIPPONOPHONE COMPANY,LTD(現・日本コロムビア株式会社)製の蓄音機「ニッポノホン」(高岡市立博物館蔵)。台だけの高さは18.4cm、ホーンを含めると75.7cmと記録されています。英国のE.M.G.社の蓄音機(西オーストラリア博物館蔵)は、大きな紙製(パピエマシェ)のホーンを持つと説明されています |
| 据置(フロア/キャビネット)型 | 家具のような木製キャビネットに機構を収めた、床に置く形 | 英グラモフォン社の「HMV Model 163」(高岡市立博物館蔵)。高さ101.0cmのマホガニーのキャビネットに観音開きの扉が付き、ゼンマイを2つ内蔵していると解説されています |
| ポータブル型(当店では対象外) | 持ち運べるトランク型など | ビクタートーキングマシン社のトランク型ポータブル蓄音機、コロムビア社のポータブル蓄音機(いずれも高岡市立博物館蔵) |
日本コロムビアの会社沿革には、1911年に「国産初の無ラッパ蓄音器『ユーホン1号』」を発売したとあり、大きなラッパが付いていない形の蓄音機もあります。型が分からない場合は、全体の写真を添えてご相談ください。
メーカーについて、博物館の所蔵品やメーカーの資料で確かめられたことは次のとおりです。
- HMV(英グラモフォン社):上の表の「HMV Model 163」の製造元は英グラモフォン社(Gramophone Company)です。
- E.M.G.(英国):東京大学総合研究博物館には、E.M.G.社が1932年に作った「E.M.G. マークIX型(トラベリング・ホーン)」が所蔵されています。
- 日本蓄音器商会(ニッポノホン/現在の日本コロムビア):日本コロムビアの会社沿革では、1909年に日米蓄音器商会から国産初の蓄音器「ニッポノホン」4機種を発売し、1910年に日本蓄音器商会として法人化したとされています(高岡市立博物館の解説では、ニッポノホンの発売開始は1910年)。1927年には英国・米国のコロムビアと提携し、同年「イーグル蓄音器」を発売しています。
- ビクター:東京大学総合研究博物館の蓄音機コレクションには、日本ビクター蓄音機株式会社が1930年頃に作った「ヴィクトローラJ1-80型」が収められています。
値段が付くかどうかは、どこを見て決まりますか?
蓄音機は1台ごとに状態が大きく違うため、当店では次の点を順に確かめます。金額の目安は、型番と状態を伺ったうえで個別にお伝えしています。
| 確かめる点 | 見ていること | 事前に教えていただきたいこと |
|---|---|---|
| 型 | ラッパ型・据置型の上位機種か(卓上型・ポータブル型は対象外) | 全体の形が分かる写真 |
| メーカー・型番 | どの会社のどの機種か | プレートやマークに書かれた文字 |
| ゼンマイと再生の状態 | ゼンマイが巻けて、ターンテーブルが回り、音が出るか(動かないものは買取できません) | 最後に動かした時期と、分かる範囲での動作の様子(確かめるために無理に巻いたり再生したりする必要はありません) |
| サウンドボックス | 付いているか、割れや欠けがないか | 付いているかどうか |
| ホーン(ラッパ) | 付いているか、割れ・へこみ・欠けがないか | ホーンの有無と、傷みの様子 |
| キャビネット・台 | 扉や天板の割れ、外装の状態 | 目立つ傷や割れの有無 |
| 付属品 | ゼンマイを巻くハンドルなど、本体と一緒に残っているもの | ハンドル・針・説明書など、残っている物 |
サウンドボックスは、針先の振動を拾う部分です。高岡市立博物館の「HMV Model 163」の解説でも、サウンドボックスは「蓄音機の心臓部」と書かれています。外れていたり、別の機種の物に替わっていたりする場合も、分かる範囲でお知らせください。
当店は修理・整備を行っていません。動かない蓄音機(ゼンマイ切れ・回らない・音が出ない)は買取できません。
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査定料・出張料無料(キャンセル・不成立時は送料・実費のご負担あり)|古物商 第481321600012号
売る前に確かめること
蓄音機は長く使われていないことが多く、触り方で状態が変わってしまうことがあります。売る前は、次の4点を守っていただくと安心です。
| すること・しないこと | 理由 |
|---|---|
| ゼンマイを無理に巻かない | ハンドルが重い・途中で止まるなど、手応えがおかしいときは巻くのをやめて、そのままご相談ください。動作の確認は当店の検品で行います |
| 分解しない | 当店は修理・整備をしないため、届いた状態のまま査定します。ご自身で分けた部品を元に戻せなくなることもあります |
| サウンドボックスやホーンを外さない | 付いている状態のまま確かめたいためです。送るために外す必要があるかは、事前にご相談ください |
| プレートやマークの位置を確かめる | メーカー名・型番が分かると、対象かどうかを事前にお答えしやすくなります |
メーカー名やマークは、機種によって入っている場所が違います。たとえば高岡市立博物館の「ニッポノホン」は、台の正面に、鷲と蓄音機のロゴマークと「MADE BY NIPPONOPHONE COMPANY,LTD」の文字が入っていると解説されています。台の正面・ターンテーブルのまわり・キャビネットの内側や背面などを見て、文字やマークのある部分を探してみてください。
LINE査定では、メーカー名と型番をお送りいただくことをお願いしています(写真は任意です)。蓄音機は型番が読み取れないことも多いため、その場合は文字やマークが入っている部分の写真と、全体の写真を添えてご相談ください。手順はLINE査定のご案内にまとめています。
運び出し・送り方は?(出張か宅配かは金額の目安で決まります。ラッパ型はホーンに注意)
出張にするか宅配にするかは、据置型かどうかではなく、ほかのオーディオ機器と同じく金額の目安(長野県内は見積額10万円以上、県外は買取総額30万円以上、関西〈京都・大阪・神戸〉は買取総額40万円以上)で決まります。ラッパ型を宅配で送る場合は、ホーンの割れやへこみに特に気をつけてください。
| 方法 | 条件・費用 | 蓄音機の場合のポイント |
|---|---|---|
| 出張買取 | 関東・甲信越・中京・静岡・北陸の一部は買取総額30万円以上、長野県内は見積額10万円以上、関西(京都・大阪・神戸)は買取総額40万円以上が目安。出張料は無料。キャンセル・不成立時は実費(契約前のみ)をお客様負担 | 2名でお伺いします。大きな据置型は、ご自身で動かさずにそのままお待ちください |
| 宅配買取 | 全国対応。買取成立時の送料は当店負担。不成立・キャンセル時は発送・返送とも送料お客様負担。梱包材の購入費は当店負担 | 送れる大きさ・重さは運送会社の基準に準じます。ラッパ型はホーンが割れたりへこんだりしないよう、梱包の方法を送る前にご相談ください |
出張買取は、基本は蓄音機を当店に持ち帰って検品してから金額をご提示し、ご承諾いただいてから銀行振込でお支払いします(承諾後1営業日以内)。査定料・振込手数料は無料です。お取引の際は、古物営業法にもとづき本人確認書類を拝見します。未成年の方が売る場合は、保護者の方の同意書が必要です。
出張の条件に当てはまるかどうかは、メーカー名と型番をLINEでお送りいただければ(型番が分からない場合はプレートの場所をご案内します。写真は任意です)事前にお答えします。詳しくは出張買取のご案内、箱詰めの基本はオーディオ梱包辞典をご覧ください。
SP盤も一緒に売れますか?(まとまった枚数なら)
蓄音機と一緒に、SP盤がまとめて残っていることがあります。西オーストラリア博物館のE.M.G.社の蓄音機の解説には、78回転のレコードを竹の針で再生する機械だと書かれています。SP盤と蓄音機の時代についてはレコードの歴史で解説しています。
- SP盤は、まとまった枚数であれば買取します。数枚だけの場合は、買取をお約束できません
- 買取が成立した場合、まとまりの中に値段が付かない盤があっても、一緒にお引き取りします
- 枚数と保管の状態をお知らせいただければ、送り方もあわせてご案内します
LP・EP盤も含めたレコード全般の売り方はレコード買取ガイド、ご実家に残る古いステレオなどもあわせて整理したい場合は古いオーディオ・昔のステレオの買取ガイドをご覧ください。
よくあるご質問
Q. ゼンマイが巻けず、ターンテーブルが回りません。買取できますか?
ゼンマイが巻けない・回らない・音が出ない蓄音機は買取できません。当店は修理・整備を行っていないため、動作しない状態のものはお引き受けしていません。
Q. 何十年も動かしていないので、動くか分かりません。
動作未確認のままでも査定はできます。確かめるために無理に巻いたり再生したりせず、分かる範囲の様子をそのままお知らせください。ただし、当店の検品で動作しなかった場合は買取できません。その場合、宅配では発送・返送とも送料が、出張では実費(契約前のみ)がお客様のご負担になります。
Q. 卓上型やポータブル型の蓄音機も買取してもらえますか?
卓上型・ポータブル型の蓄音機は買取の対象外です。当店で買取の対象にしているのは、ラッパ(ホーン)型・据置(フロア/キャビネット)型で、どちらも上位機種に限ります。どの型に当たるか分からない場合は、メーカー名・型番か、マークやプレートと全体の写真をLINEでお送りください。
Q. 型番がどこにも見当たりません。
蓄音機は型番が読み取れないことも多くあります。台の正面やターンテーブルのまわり、キャビネットの内側や背面などに文字やマークがないかを見ていただき、その部分の写真と全体の写真を添えてご相談ください。
Q. SP盤が数枚だけあります。一緒に売れますか?
SP盤は、まとまった枚数であれば買取します。数枚だけの場合は、買取をお約束できません。買取が成立した場合は、まとまりの中の値段が付かない盤も一緒にお引き取りします。
Q. 未成年でも売ることはできますか?
未成年の方が売る場合は、保護者の方の同意書が必要です。あわせて、古物営業法にもとづき本人確認書類を拝見します。
蓄音機を動かす前に、まずご相談を
メーカー名と型番をLINEでお送りいただければ、当日〜翌営業日に店主がお答えします。型番が分からない場合は、マークやプレートの写真と全体の写真を添えてください。買取の対象かどうか、出張で伺えるかどうかを、運び出す前に確かめていただけます。
オーディオ買取屋(株式会社ヴィンテージストック・長野県松本市/古物商 長野県公安委員会 第481321600012号)
出典
- 文化遺産オンライン(文化庁)「蓄音機(ニッポノホン社,ニッポノホン)」高岡市立博物館蔵 https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/282650(2026年10月27日閲覧)
- 文化遺産オンライン(文化庁)「サロン蓄音機(英グラモフォン社,HMV Model 163)」高岡市立博物館蔵 https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/233688(2026年10月27日閲覧)
- 文化遺産オンライン(文化庁)「ポータブル蓄音機(ビクタートーキングマシン社,ORTHOPHONIC Victrola)」高岡市立博物館蔵 https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/211007(2026年10月27日閲覧)
- 文化遺産オンライン(文化庁)「ポータブル蓄音機(コロムビア社,Grafonola G-208)」高岡市立博物館蔵 https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/274146(2026年10月27日閲覧)
- 日本コロムビア「会社沿革」 https://columbia.jp/company/corporate/history/index.html(2026年10月27日閲覧)
- 東京大学総合研究博物館 Gramophone Collection Database「ヴィクトローラJ1-80型 [20722]」(東京大学学術資産等アーカイブズポータル) https://da.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/portal/en/assets/5fdd56cf007eb87e34f8ff9633c31e20(2026年10月27日閲覧)
- 東京大学総合研究博物館 Gramophone Collection Database「E.M.G. マークIX型(トラベリング・ホーン)」 https://da.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/portal/en/assets/12db1a1f17abec5a76d1caae95968e44(2026年10月27日閲覧)
- Western Australian Museum Collections “GRAMOPHONE, ‘E.M.G.’, papier mache horn” https://museum.wa.gov.au/online-collections/content/T1975.216/(2026年10月27日閲覧)
※蓄音機の型やメーカーの説明は、2026年10月27日に上記の公式ページ・博物館の資料で確認できた範囲で書いています。個々の蓄音機が買取の対象になるかどうかは、メーカー名・型番と状態を伺ってお答えします。
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