オーディオ辞典【ひらがな】

ハウジングはうじんぐ

housing

ハウジングは、ヘッドホン・スピーカーの振動板を保持し音響特性を決定するエンクロージャー部です。素材は木材(MDF・チェリー・ローズウッド)・金属(アルミ・マグネシウム)・樹脂等。

密閉型・オープン型・セミオープン型で音漏れ・遮音性・音場感が変わります。SENNHEISER HD800S(オープン)・FOCAL Stellia(密閉) が代表例。

バスレフ型ばすれふがた

bass reflex

バスレフ型は、スピーカーキャビネット背面に音響ダクト(ポート)を設けて低音を増強する方式のスピーカーキャビネット構造です。1950年代に米Acoustic Research社が発展させ、現代のホームオーディオ(B&W 800シリーズ・TANNOY Mercury 等)でも広く採用されています。

密閉型と比較して効率よく低音を再生でき、小型機でも豊かな低音域が得られます。一方で過大入力時のダクト共鳴ノイズや、低音の歯切れにおいて密閉型に劣るとの評価もあります。

関連用語:密閉型 / ホーン型

当社ではバスレフ型スピーカー(B&W 805 D4・TANNOY Stirling GR 等)を業界40年の経験で査定。参考買取相場は 買取事例 をご参照ください(応相談)。

バスレフ型ばすれふがたすぴーかー

bass reflex type loudspeaker

バスレフ型スピーカーは、ヘルムホルツ共鳴器の原理を応用し、ダクトから位相反転した低音を放出して低音域を増強する方式です。bass reflex(バス レフレックス)の略称で、和訳「位相反転型」。

箱にダクト(ポート)を設けてスピーカー本体をヘルムホルツ共鳴器とし、その共鳴によって低音域を増強。結果、位相を反転させ、スピーカーユニット背面からの音を有効活用できる構造です。

関連用語:バスレフ型(概要) / 密閉型

PCMぴーしーえむ

pulse code modulation

PCMはパルス符号変調の略。音声や映像などのアナログ信号を、パルスの列に置き換えてデジタル信号にする方式の一つです。アナログ信号の音を一定時間ごとにサンプリングし、振幅の大きさを量子化してデジタル信号化したものです。サンプリング周波数(単位kHz)、量子化ビット数(単位bits)で表され、数値が大きいほど音質に優れています。PCMを再生する装置をPCM音源と呼びます。音楽CDやDVD、WAVファイルなどで利用されています。

ヒートシンクひーとしんく

heat sink

ヒートシンクは、パワーアンプのトランジスタ・FET が発生する熱を空気中に放散するアルミ製放熱フィンですAccuphase A-75・McIntosh MC462・Mark Levinson No.534 等の高出力パワーアンプの両側面に大型ヒートシンクが配置されます。

A級アンプは特に発熱が大きく(常時最大出力相当の発熱)、大容量ヒートシンク必須。ヒートシンク変色は経年使用の指標になります。

ピックアップぴっくあっぷ

pickup

ピックアップは、レコード針・カートリッジ・トーンアームを含む、レコード盤面の音溝を電気信号に変換する装置の総称です。MM型・MC型のカートリッジが主流。

SPU・光悦・Shure V15・Ortofon 等が代表メーカー。針スタイラスの形状(球面・楕円・シバタ・ファインライン)により音質・盤面負荷が変わります。

関連用語:カートリッジ / トーンアーム

フォノイコライザーふぉのいこらいざー

phonoequalizer

フォノイコライザー(フォノEQ)は、MMまたはMCカートリッジの微弱信号を増幅しRIAA特性で補正するアンプですAccuphase C-37・Marantz PM-10内蔵・Phasemation EA-220・Luxman E-250 等の単体機が代表。

RIAA特性とは、レコード盤面の溝幅制限のため低音を減衰・高音を強調して刻印された録音特性のこと。再生時にこれを逆補正する必要があります。MM入力・MC入力それぞれで適正なゲインに設定する必要があります。

関連用語:MM型 / MC型 / カートリッジ

当社では単体フォノイコライザー(Accuphase C-37・Phasemation EA-シリーズ等)を業界40年の経験で査定。参考買取相場は応相談。

負帰還回路ふきかんかいろ

negative feedback amplifier

負帰還回路(NFB)は、アンプ出力の一部を反転して入力に戻すことで歪み低減・周波数特性平坦化を実現する回路技術です。1934年にBlack(Bell Labs)が考案。

NFB量(dB)が大きいほど歪み率は下がるが、高NFB化は過渡応答悪化・聴感的不自然さの原因にも。Accuphase A-75 等は適切なNFB設計で 0.05% 以下の低歪を実現。

ブックシェルフ型ぶっくしぇるふがたすぴーかー

bookshelf type loudspeaker

ブックシェルフ型スピーカーは、本棚に収まるサイズのコンパクトな2wayスピーカーですB&W 805 D4・KEF LS50 Meta・Dynaudio Confidence 20 等が代表機種。

サイズが小さく設置自由度が高い反面、低音再生は40Hz前後までが限界。スピーカースタンド(高さ60-70cm)に設置することで本来の音場・定位が得られます。

当社ではブックシェルフ型(B&W 805 D4・KEF LS50・Dynaudio等)を業界40年の経験で査定。参考買取相場は応相談。

プッシュプルぷっしゅぷる

push-pull

プッシュプルは、2本の真空管(またはトランジスタ)が交互に動作して信号を増幅する方式で、真空管アンプの主流回路ですEL34・KT88・6L6・300B 等の真空管で構成。

シングル(SE)方式と比較して出力大(20-100W)・歪み小・電源効率良の特徴。McIntosh MC275・LUXMAN MQ-88uC・Triode TRV-A88 等が代表機種。