オーディオ辞典【ひらがな】
可逆圧縮方式かぎゃくあっしゅくほうしき
lossless compressionデータ圧縮方式の一つ。圧縮前のデータと、圧縮・展開の処理を施したデータとが、等しくなる圧縮方法のことです。
データロスがないことからロスレス圧縮ともいいます。
音声圧縮形式のWindows Media Audio Lossless、Apple Lossless、FLAC、Dolby TrueHD、DTS-HDマスターオーディオなどは可逆圧縮です。
これに対し、圧縮前のデータと、圧縮・展開を経たデータとが、完全には一致しない圧縮方法を、非可逆圧縮といいます。
代表的なものとしてAAC、MP3、ATRAC、Dolby Digital、DTS Digital Surroundなどがあります。
仮想同軸型スピーカーかそうどうじくがたすぴーかー
Virtual coaxial type loudspeaker仮想同軸型スピーカーは、トゥイーターを2基のウーファーで挟むD’Appolitto配置を採用したスピーカー設計です。KEF LS50 Meta・Wilson Sasha DAW・Focal Sopra 等が代表機種。
音響中心がトゥイーター位置に集中し、点音源に近い理想的な定位を実現。同軸2wayと並ぶ高定位スピーカー設計のひとつです。
関連用語:同軸スピーカー
カナル型イヤホンかなるがたいやほん
canal-type earphoneイヤホンは、大きく分けてインイヤー型とカナル型があります。
インイヤー型は普及率が高く、ラジオなどに付属のイヤホンの多くはこのタイプです。
カナル型はインイヤー型に比べて、耳に深く入れて使用します。
カナルとは外耳道のこと(正確にはear canal)です。イヤチップが長くとられ、外耳道に耳栓のように入れて使用するため、外の音が侵入しにくく、小音量でも聞きやすい特徴があります。
よく聞こえるため、音量を絞ることができ、耳への負担が少ないとされています。
カラレーションかられーしょん
coloration室内で起こる音響現象の一つです。
発せられた直接音と壁などによる反射音が干渉して、音色が変化して聞こえる現象です。中・高音域で多重反射が起きている室内などで発生しやすい。
エコーやブーミング、残響過多などと並んで、ホールの音響設計をする際に注意が必要な現象とされます。
グラフィックイコライザーぐらふぃっくいこらいざー
graphic equalizer特定の周波数帯の音量を上げたり下げたりして、希望する音に補正できる機材です。
複数の周波数帯に割り当てられた音をフェーダーなどで操作することによって、スピーカーの持つ周波数特性を補正します。
音の特徴を視覚的にも判断できることから、この名称がついたといわれています。
補正したい音がどの周波数帯のものかを知らないと適正に補正できませんので、使いこなすには熟練を要しますが、感覚的に操作ができるという面も持っています。
コーンスピーカーこーんすぴーかー
cone loudspeaker振動板の形状が円錐状(コーン型)をしているスピーカーのことです。
スピーカーの振動板としてコーン紙は軽量であることから、また成形がしやすいといった特徴を持ちます。
コーンの形状や大きさにバリエーションをもたせやすいこともあり、最もポピュラーで、高音用から低音用まで幅広く使われています。
特に口径の大きなウーファーはほとんどこのタイプです。
振動板のタイプはこの他にドーム型、ホーン型、平板(面)型などがあります。
5.1チャンネルごてんいっちゃんねる
DVDの普及によって、家庭内で映画や音楽を楽しめるようにしたスピーカーのシステム、あるいは収録技術です。前方に左右とセンターの3本、後方(センタースピーカーに対し110°の位置が望ましいとされる)に左右2本、重低音を受け持つサブウーファースピーカーを配置し、DVDに収録されたそれぞれに割り当てられたチャンネルから信号を送り、再生します。音に立体感や臨場感が生まれ、映画やコンサートではリアルな感覚が楽しめます。リアにセンタースピーカーを追加した場合は、6.1チャンネルと称します。
コンデンサースピーカーこんでんさーすぴーかー
condenser loudspeakerコンデンサースピーカー(静電型)は、振動板に高電圧を印加してコンデンサ原理で発音する平面スピーカーです。STAX SR-009・QUAD ESL・Martin Logan CLX 等が代表機種。
振動板が極薄(数ミクロン)で慣性が小さく、高速応答・低歪率(0.01%以下)・繊細な音質が特徴。一方で能率が低く専用アンプ(Energizer)が必要なヘッドホン機種もあります。
関連用語:平板スピーカー
サランネットさらんねっと
saran netスピーカーユニットの保護を目的につけられている保護カバーのことです。
多くは布でできていて、ホコリや傷などから守っています。聞く際にサランネットを外した方がいいのかどうかは、個人の好みといえますが、
メーカーによっては装着する前提で音を設計している場合もあります。
余談ですが、建築用語にもサランネットがあり、網戸やエアコンなどの防塵用フィルターなどに使われていますが、そのサランは商標名だそうです(Saran)。
ポリ塩化ビニリデン系繊維の名称をサランというようです。
スーパーツィーターすーぱーつぃーたー
super tweeter超高音域の再生を目的とした専用スピーカーのことです。
製品によりますが、およそ10kHz~200kHz程度までの帯域を再生できます。
スピーカーシステムにおいて、高音域はツィーターが受け持ちますが、20kHz以上の超高音域を再生するスピーカーをスーパーツィーターと呼んで区別しています。
いわゆるハイレゾ音源の普及や、超高音域がカットされていないレコードの見直しに伴って、これらに含まれる超高音域を再生できるスーパーツィーターがクローズアップされてきているのでしょう。

