オーディオ辞典【ら】

ラウドネスコントロールらうどねすこんとろーる

loudness control

ラウドネスコントロールとは、小音量で聴くときに不足しがちな低音と高音を補強する機能のことです。小さな音量でも、バランスの良い豊かな音で楽しめるようにします。

なぜ必要か

人の耳は音量が小さいと低音・高音を感じにくくなる性質(等ラウドネス特性/フレッチャー・マンソン曲線)があります。ラウドネスをオンにすると、この聴感特性を補うように両端を持ち上げ、痩せた音を防ぎます。

トーンコントロールとの違い

  • ラウドネス:音量に応じて低音・高音を自動補正。小音量向け
  • トーンコントロール:好みで手動に低音・高音を増減

使い方の目安

夜間など小さな音で聴くときにオンにすると効果的です。大音量では補正が過剰になり不自然になるため、通常はオフに戻して使います。関連用語:ダイナミックレンジ

ラッカー盤らっかーばん

lacquer disk

ラッカー盤とは、レコードを製造する工程で最初にカッティング(音溝を刻む)するための原盤のことです。アルミ円盤にラッカー(アセテート)を塗った柔らかい素材で、アセテート盤とも呼ばれます。

レコード製造での役割

マスター音源をカッティングマシンでラッカー盤に刻み、これを元に金属のスタンパーを作って大量プレスします。つまりラッカー盤は、市販レコードの「おおもと」にあたります。

ダイレクトカッティング盤

  • 演奏をそのままラッカー盤へ刻む「ダイレクトカッティング」は、テープを介さず鮮度の高い音が魅力
  • ラッカー盤自体は柔らかく、再生を重ねると摩耗しやすい

コレクションとしての価値

試聴用・宣伝用に少数だけ作られたアセテート盤は現存数が少なく、コレクターズアイテムとして扱われることがあります。素材が劣化しやすいため保存状態が価値を左右します。関連用語:カートリッジワウフラッター