ワウフラッター(W/F)
録音再生機器の回転部のムラによって発生する周波数変化現象のことです。
ワウは周期の長いもの、フラッターは周期の短いものをいい、二つを合わせて音揺れの評価用語になっており、ワウとフラッターの境は10Hz(1秒間に10回の変動)とされています。
主にアナログ式のテープレコーダーやレコードプレーヤーを使用する際に起きた現象のため、仕様書には必ず書かれていました。
しかしデジタル録音が主流の現在では、たとえ回転ムラが発生したとしても測定限界以下のため、仕様書への記載はもちろん話題になることもほとんど無くなり、現象自体が過去の遺物となってしまったようです。