「CDの歴史」 ~世界初のCD、CDプレーヤーは?オーディオ解説書その3

「CDの歴史」 ~世界初のCD、CDプレーヤーは?オーディオ解説書その3

円盤式メディアの元祖「レコード」においては、音質が変化する要素はたくさん存在します。レコード盤の状態やカートリッジの性能、トーンアームやフォノアンプなどいくつもあって、そして、それらの要素を自分で組み合わせて音質を再現します。

一方、CDプレーヤーには、音の再現に関してはほとんど要素がありません。ただ繋げるだけ。それだけで簡単にクリアな音質が再生できます。

また、レコードは人間が聞き取れる可聴域(20Hz~20,000Hz)以外の音も記録しますが、CDでは記録を最適化しており、可聴域の間の音のみを取り出してデジタル処理(サンプリング)して記録しています。

デジタル情報を記録するためのメディア「CD」。

ファイルオーディオも含め、今はアナログの振動である音の波をデジタル化し、それを楽しむのが一般的となりました。そこで今回は、音をデジタル化した最初のメディア「CD」について詳しく見てみようと思います。

目次

  1. CD開発の経緯
    1-1.CDはソニーとフィリップスの共同開発
    1-2.なぜCDは74分、12cmなのか
    1-3.それでも12cmでは大きい
  2. 世界初のCD
    2-1.世界初のCDは
    2-2.世界で初めて販売されたCDタイトル
  3. 3世界初のCDプレーヤー
    3-1.CDP-101
    3-2.DAD-1000
    3-3.DCD-2000
    3-4.Lo-D「DAD-1000」のOEM
  4. まとめ

1.CD開発の経緯

1-1.CDはソニーとフィリップスの共同開発

アメリカの発明家「ジェームス・ラッセル」。彼が音楽用光学メディア・テクノロジーの発明に成功したことからCDの歴史は始まります。1965年のことでした。そしてその数年後、フィリップスとソニーは共同開発を行う方針を固め、1979年の夏には実際に共同開発を開始します。

両者が手を組むことは大変意義のあることでした。フィリップスは光学方式のビデオディスクのリーダー的存在、ソニーはデジタルオーディオ信号処理技術を開発しています。ですから、理想的な音楽メディアが完成することは間違いありませんでした。

さらに、フィリップスにもソニーにも、自前のソフトウエア会社がありました。フィリップスにはポリグラムという世界的なレコード会社が、ソニーにも1968年に設立したCBS・ソニーレコードがあり、フィリップスもソニーも新メディアのソフト供給者には困らない状況でした。

1-2.なぜCDは74分、12cmなのか

とはいえ、世界初の試みだったこともあり、開発は困難を極めます。まず両社の間で論議となったのが「量子化ビット数」の問題でした。

音声の伝送において、連続したアナログ信号からデジタル信号に変換する際(AD変換)、一定の時間に何個のデータ(標本)をサンプリング(抽出)するかを表すのが、サンプリング周波数と呼ばれる数値です。サンプリングレートとも呼ばれますが、この数によって、音質の良否が決定されます。また、サンプリングされた各信号のレベルを0と1の2進数で表すことを量子化といい、この2進数の桁をビットと定義しています。「ビット数が大きい」、つまり「量子化の精度が細かい」ほど、再生音のダイナミックレンジは大きくなります。

そして、ソニーは21世紀になっても通用するシステム構築のために、少々無理をしてでも「16ビット」にすべきだと考えていましたが、フィリップスはそれに猛反対。「14ビット」を主張します。14ビットは実現が容易でしたが、16ビットは技術的にも価格的にも至難の業とされていたからです。

さらに大きな壁となって立ちはだかったのが「規格」でした。「記録時間」と「ディスクの直径」の問題です。フィリップスは「記録時間は60分、ディスクの直径は11.5cm」を主張しますが、ソニーの主張は「75分、12cm」でした。

当然、こちらも両社の主張には根拠があります。

フィリップスの主張した直径11.5cmというサイズは、オーディオカセットの対角線と同じ長さで、DIN規格(ドイツ工業品標準規格)に適合します。つまり、ヨーロッパ市場でのカー・オーディオとしての将来性を見込んだわけです。

一方、ソニーは音楽ソフト面から議論を進めており、「オペラの幕が途中で切れないこと」プラス「ベートーヴェンの第九が収まること」を主張していました。その主張の中心人物は、当時ソニーの副社長で音楽家でもあった大賀典雄。彼は「クラシック音楽の95%が、75分あれば1枚のCDに収められること」、さらに「第九はおよそ65分程度であること」を調べ上げます。そして、名指揮者カラヤンの名前を引き合いに出し(実際、カラヤンも新しいメディアには第九が一枚で収まることを推奨していました)、結果、CDの時間は74分に決着します。

 

1-3.それでも12cmでは大きい

そうして経緯を経て、一旦は74分12cmで決着したかに見えましたが、フィリップスは別角度からソニーに反論します。「12cmでは上着のポケットに入らない」というのです。実は、新しいメディアはポケットサイズであることを前提に開発してきたのです。

が、そこはソニーの調査力です。日・米・欧の上着のポケットサイズを徹底的に調べ上げ、「ポケットのサイズは最大で14cm」と結論。そこで初めて正式に、ソニーの主張どおり最大演奏時間74分42秒、直径も12cm、サンプリング周波数44.1kz、量子化ビット数も16ビットとなりました。

2. 世界初のCD

2-1.世界初のCDは

1981年にはドイツでテストCD(カラヤン指揮によるリヒャルト・シュトラウスのアルプス交響曲)が製造され、当初の予定通り1982年にはCDの生産が開始されました。

そして、その年の10月1日、日本でソニー、日立(Lo-Dブランド)、日本コロムビア(DENONブランド)から世界初のCDプレーヤーが発売され、さらにその同日には、CBSソニー、EPICソニー、日本コロムビアから世界初のCDソフトがおよそ50タイトル発売されました。

その中で最初に生産されたのが、ビリー・ジョエルの『ニューヨーク52番街』(CBSソニー/35DP-1)です。そのため、ビリー・ジョエルの『ニューヨーク52番街』が世界初のCDと言われていますが、それはあくまで、世界で最初に売り出されたCDの中で最初に生産されたCDだからです。

ちなみに、実際に世界で初めて生産された商用CDはABBA/The Visitorsです。西ドイツのハノーファのポリグラムの工場にて8月17日から生産がスタートしています。ただ、欧州でのCD販売は日本よりも二週間遅く、10月15日からでした。そのため、世界初のCDについては、日本人は「ビリー・ジョエル/ニューヨーク52番街」と言い、欧州人は「ABBA/The Visitors」と主張しています。

なお、世界最大のレコード販売国アメリカでは、さらに遅れること5ヶ月、1983年3月2日に初めてCDが発売されます。当時は日本と西ドイツにしかCDを製造できる工場がなかったことが最大の要因でした。

こうしてCDは世界に誕生し、誕生から5年後の1987年にはレコードのシェア率を追い抜き、さらに1991年にはカセットのシェア率を抜き去って、見事オーディオメディアにおけるシェア率第一位の座を射止めます。

2-2.世界で初めて販売されたCDタイトル

1982年10月1日に発売された最初のCDタイトルは以下の通りです。

2-2-1.クラシック by CBS・ソニー

・ベートーヴェン「運命」 シューベルト「未完成」 / マゼール:ウィーン・フィル
・ベートーヴェン「英雄」 / エータ:ニューヨーク・フィル
・モーツァルト「ハフナー」「リンク」 / クーベリック:バイエルン放送交響楽団
・モーツァルト「ブラーハ」交響曲第39番 / クーベリック:バイエルン放送交響楽団
・モーツァルト 交響曲第40番「ジュピター」 / クーベリック:バイエルン放送交響楽団
・ブルックナー 交響曲第4番「ロマンティック」 / クーベリック:バイエルン放送交響楽団
・チャイコフスキー 交響曲第5番 / マゼール:クリーブランド管弦楽団
・ショスタコーヴィッチ 交響曲第5番「革命」 / バーンスタイン:ニューヨーク・フィル
・チャイコフスキー 序曲「1812年」他 / マゼール:ウィーン・フィル
・R.シュトラウス 交響詩「ツァラトゥラスはかく語りき」 / メータ:ニューヨーク・フィル
・ストラヴィンスキー バレエ音楽「ベトルーシュカ」 / メータ:ニューヨーク・フィル
・ホルスト 組曲「惑星」 / マゼール:フランス国立管弦楽団
・ドヴォルザーク チェロ協奏曲 / 堤剛(Vc)、コシュラー:チェコ・フィル
・グリーグ ピアノ協奏曲他 / 中村紘子(P)、大町陽一郎:東京フィル
・新ショパン名曲集(全12曲) / 中村紘子(P)

2-2-2.ポピュラー by CBS・ソニー

・ニューヨーク52番街 / ビリー・ジョエル
・ストレンジャー / ビリー・ジョエル
・ミドルマン / ボズ・スキャッグス
・炎(あなたがここいてほしい) / ピンクフロイ
・ターン・バック / TOTO
・エスケイプ / ジャーニー
・ギルティ / バーブラ・ストライザント
・ナイト・パッセージ / ウェザー・リポート
・スーパー・ギター・トリオ・ライブ / アル・ディ・メオラ、パコ・デ・ルシア、ジョン・マクラフリン
・ワン・オン・ワン / ボブ・ジェームス&アーム・クルー
・ヒッツ!/ボズ・スキャッグス
・TOTO IV / TOTO
・「若き緑の日々」ニューベスト / サイモン&ガーファンクル
・明日に架ける橋 / サイモン&ガーファンクル
・天空の女神 / EW & F
・ザ・マン・ウィズ・ザ・ホーン / マイルス・デイビス
・ハービー・ハンコック・トリオ with ロン・カーター+トニー・ウイリアムス

2-2-3.国内制作 by CBS・ソニー

・A LONG VACATION / 大滝詠一
・NIAGARA TRIANGLE Vol.2 / 佐野元春、杉真理、大滝詠一
・Pineapple / 松田聖子
・恋人よ / 五輪真弓
・Again百恵 あなたへの子守歌 / 山口百恵
・THE BEST Againキャンディーズ / キャンディーズ
・オレンジ・エクスプレス / 渡辺貞夫
・KIMIKO / 笠井紀美子
・ニューミュージック・ベスト・ヒット / オムニバス
・THE SL:SL SOUND IN DIGITAL

2-2-4.ポピュラー by EPIC・ソニー

・イザベラの瞳/フリオ・イグレシアス
・オフ・ザ・ウォール/マイケル・ジャクソン
・やさしくラブ・ミー/ノーランズ
・禁じられた夜/REO・スピードワゴン
・ゼア・アンド・バック/ジェフ・ベック

2-2-5.国内制作 by EPIC・ソニー

・SOUL SHADOWS/シャネルズ
・SOMEDAY/佐野元春
・LUNATIC MENU/IPPU-D

3.世界初のCDプレーヤーは

CDが発売された1982年10月1日と同じ日、日本ではソニー、日立(Lo-Dブランド)、日本コロムビア(DENONブランド)から世界初のCDプレーヤーが発売されます。ソニーの第1号機は「CDP-101」、日立の第1号機は「DAD-1000」、DENONの第1号機は「DCD-2000」でした。

3-1.CDP-101

ソニーが発売したCDプレイヤー第1号機「CDP-101」。試作機は外観がずんぐりしていたことから「ゴロンタ」との愛称があり、CDも垂直に入れるタイプでした。が、ソニーは発売直前に仕様を大きく変更。トレイ式を採用します。そして、これに驚いたのは他メーカーでした。各社ともびっくりして、2号機からはこぞってトレイ式を採用します。

そのほか、 前後1曲の頭出しがワンタッチでできる「AMS(オートマチック・ミュージック・センサー)機能」、 全曲/1曲/部分の3パターンをセレクトできる「リピートプレイ機能」などを搭載。定価は16万8千円とかなり高価でしたが、それなりに売れたようです。

今では「停止」は「STOP」が一般的ですが、このCDP-101では「RESET」を採用しています。ただ、他メーカーの「STOP」の方が浸透したため、その後のソニーはしばらく「STOP(RESET)」と並記していましたが、すぐに「STOP」に統一しました。

ちなみに、 別売りのRM-65を使用すればカセットデッキとのシンクロプレイが可能です。また、今ではリモコンは付属品ですが、当時は別売り(ワイヤレスリモコン RM-101)で1万円しました。

【主な仕様】
・読取り方式:非接触光学読取り(半導体レーザー使用)
・レーザー:GaAlAsダブルヘテロダイオード
・回転数:約500〜200rpm(CLV)
・演奏速度:1.2m/s〜1.4m/s(一定)
・周波数特性:5Hz〜20kHz ±0.5dB
・高調波歪率:0.004%以下(1kHz)
・ダイナミックレンジ:90dB以上
・ワウ・フラッター:測定限界以下
・出力レベル:2Vrms(MSB) /ヘッドホン出力レベル:28mW(32Ω)(MSB)
・電源:AC100V 50Hz/60Hz
・消費電力:23W
・外形寸法:W350 x H105 x D325mm
・重量:7.6kg

3-2.DAD-1000

Lo-D(日立)が発売したCDプレイヤー第1号機「DAD-1000」。こちらもソニーのCDP-101とともに発売された世界初のCDプレーヤーです。ソニーの初号機にあるCDPは「CD-Player」ですが、Lo-Dの初号機にあるDADは「Degital Audio Disk(デジタル・オーディオ・ディスク)」の略で、レコードに代わる次世代メディアを指します。CDという名称が普及する前はよく使われていました。

ピックアップ(CDから信号を読みとるパーツ)は、自社製の3ビーム方式を搭載。オーディオ信号の安定した読取りを実現しています。また、サーボ回路はソニーを含めた各社初号機の中でも技術的レベルが一段高く、信号処理回路はLSI化。さらに、D/Aコンバーターも自社開発の16bitDACを搭載していました。

機能面では、15曲のランダムメモリー選曲、ワンタッチ選曲、スキャナプレイ、メモリーストップ、オートリピートなどを搭載。さらに特筆すべき点として、今ではお目にかかれない、ピックアップ位置がひと目でわかるロケーションインジケーターが装備されていました。

この「DAD-1000」の販売にあたって、Lo-Dはカタログや広告を使った技術的特徴や機能などのPRはしませんでした。あくまで推測ですが、CDプレーヤーはそれまでのオーディオと全く異なる技術を採用していたため、耳慣れない用語を使うことで既存ユーザーの混乱を避けたのかもしれません。ただ、次のDAD-800からは自社製のピックアップやサーボ回路などを十分にアピールしています。

定価は18万9千円。

【主な仕様】
・周波数特性:5Hz〜20kHz ±0.5dB
・高調波歪率:0.03%以下
・ダイナミックレンジ:90dB以上
・ワウ・フラッター:測測定限界(±0.001%W.Peak)以下
・出力電圧: 2.0Vrms
・電源電圧:AC100V 50Hz/60Hz
・消費電力:24W
・外形寸法:W320 x H145 x D234mm
・重量:5.6kg

3-3.DCD-2000

実は、Lo-Dの「DAD-1000」は、DENONとの共同開発です。DENONではDCD-2000の名称で販売されました。定価は同じ18万9千円。さらに、仕様も全く同じで、Lo-Dのモデルはシルバー、DENONのモデルはブラックでした。

しかし、この「DCD-2000」は「DENONミュージアム」に掲載されていません。ひょっとすると、共同開発とは名ばかりで、この世界初のCDプレーヤーの開発はLo-Dがメインだったことが関係あるのかもしれませんが・・・・・・とにかく、DENON(日本コロンビア)が持っていたPCM(Pulse Code Modulation)技術と、Lo-Dブランドで培ったオーディオ技術とが融合して、DCD-2000は完成しました。

※仕様はLo-D「DAD-1000」と全く同じのため割愛。

3-4.Lo-D「DAD-1000」のOEM

3-4-1.Lo-DがOEM供給できた理由

Lo-Dの技術提供はDENON「DCD-2000」だけではありません。そのほか多くの海外メーカーにもOEM供給しています。

ちなみに、1982年当時では、こうしたプレーヤーを一社単独で作ることは非常に困難でした。ソニーの「CDP-101」も、半導体レーザーはシャープ製です。しかし、当時の日立はメインフレームと呼ばれる大型コンピューターやオフィスコンピューター、ミニコンピューターなども製造していました。また、LSIなどの半導体の分野でも、自社工場を持つなど優れたエレクトロニクス技術を保持。さらに、モーターや半導体レーザーなど、CDプレーヤーの主要パーツを自社でまかなうことができたため、そこにLo-Dブランドで培ったオーディオ技術が加わって、一社単独での生産が可能になりました。

3-4-2.ビクター「XL-V1」

ビクターのCDプレーヤー第1号機「XL-V1」も、DAD-1000のOEMです。

ただ、DENON「DCD-2000」とは違って、Lo-D「DAD-1000」と全く同じというわけではありません。DAS-90デジタルオーディオシステムやAHD、VHDシステムの開発を通して得られた技術をミックスして完成させています。

ピックアップには半導体レーザーダイオードによる光学式ピックアップシステムを、デジタル信号処理回路にはMOS-LSIを、メカニズムの駆動モーターには低振動・ハイトルクのコアレスモーターを採用しています。また、D/A変換動作にて正確さを増すため、D/Aコンバーター自身に校正機能を搭載。これにより温度変化の影響や素子のバラツキを低減し、安定した音質を再現しています。

操作状態を確認できるFLディスプレイを搭載し、さらに、ピックアップの位置が確認できるロケーションインジケーターも搭載しています。

【主な仕様】
・周波数特性:5Hz〜20kHz ±0.5dB
・ダイナミックレンジ:90dB以上
・ワウ・フラッター:測定限界(±0.001%W.Peak、EIAJ)以下
・出力レベル:2Vrms
・電源:AC100V 50Hz/60Hz
・消費電力:21W
・外形寸法:W322 x H147 x D245mm
・重量:5.6kg

4. .まとめ

ジェームス・ラッセルが音楽用光学メディア・テクノロジーの発明に成功して始まった、新たなメディア「CD」の歴史。その研究結果を元に、実際に商用として開発したのが「フィリップス」と「ソニー」でした。二社は細かい規格についての激論を重ねながら、1981年にドイツでテストCDを製造し、1982年には予定通りCDの生産を開始します。

しかし、新しい規格への挑戦とあって、既存のマーケットは開発に対して前向きではありませんでした。
「ユーザーはこれほどまでレコードに満足しているのに、なぜ新しいメディアをわざわざつくる必要があるのかね。反対だ」
それが大方の意見でした。

それでも、フィリップスとソニーはまわりを徐々に説得することに成功し、とうとう1982年、念願の新しい音楽メディアCDは誕生します。そして、その誕生から5年後にはレコードのシェア率を追い抜き、発売から10年も経たないうちにカセットのシェア率を抜き去って、見事オーディオメディアにおけるシェア率第一位に輝きます。

近年では売上が急激に下がっているようですが、それでもまだまだ音楽メディアの主役であるCDには、多くの名曲が収められているメディアです。

美しい音で、美しい曲を。

これからも、ハードであるオーディオと共に、ソフトのCDももっと大切にしなければと、そう私は思うのですが、いかがでしょうか。