JBL
4338(スピーカー) |
JBL(ジェイビーエルの歴史と特徴
オーディオブランドとして最も有名なメーカーの一つ「JBL」。その名は創設者の「ジェームス・バロー・ランシング」に由来し、ルーツはランシングが「ランシング・マニュファクチャリング社」を設立した1927年に遡ります。
ランシングはその後、アルテック社とともに「アルテック・ランシング社」を設立。主に劇場用スピーカーに手腕を発揮し、「シャラーホーン・システム」や「アイコニック」を発表します。
しかし、美しい家庭用スピーカーへの憧れが強かったランシングは、1946年にアルテック・ランシング社を退社。同年、「ジェームス・B・ランシング社」を設立します。これが現在の「JBL」です。
1954年に「ハーツフィールド」、1957年に「パラゴン」と、オーディオ史に今も燦々と輝く名器を発表しますが、これらが世に出る直前の1949年、創設者のジェームス・バロー・ランシングはこの世を去ります。しかし、JBLは創設者の意思を引き継ぎ、今なお発展しつづけています。
1960年代にはアンプを手がけ、1970年代になってからはスタジオモニター機に中心を移します。そして1982年、名器「4344」で1つの頂点に達します。
現在は時代の趨勢で、大量生産型普及品も発売されています。しかし元来は、偉大なる文化遺産としてオーディオの歴史に刻まれるべき多くの逸品を作り出したメーカーであり、高級趣味製品をオーディオファンに届けてきたブランドです。
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