オーディオ辞典【ら】

ラウドネスコントロールらうどねすこんとろーる

loudness control

人間は、音が小さい場合に低音や高音が聞こえにくくなるという性質を持っています。
そこで小音量時に、低音域と高音域を増強することで、バランスよく聞こえるようにする補正回路です。
LOUDNESSと書かれたスイッチがついていることが多いです。
しかし、聞く人や聞く場所、機器の性能、ソースの違いなどによって聞こえ方は様々なので、ラウドネスコントロールがついていない機器もあります。
その場合でも、トーンコントロールを活用することによって補正できるという考え方もあります。

ラッカー盤らっかーばん

lacquer disk

録音原盤として使われるレコード盤のことで、アルミニウムにニトロセルローズを主体とした塗布剤を塗った円盤です。
このラッカー盤にカッティングマシンでマスター音源を刻み、それを元にレコードのプレス機につけるニッケルのスタンパーをつくります。
このところのアナログレコードの復権により、オーストリアの会社が新しいプレス技術を開発し、実現段階に入っています。
その方法はHDヴァイナルと呼ばれ、コンピューターで3Dの波形データをつくり、そのデータを元にレーザーで直接スタンパーに波形を刻むのです。
この方法だと、製造時間やコストが大幅に削減され、音質や録音時間が改善されるとメーカーは謳っています。