オーディオ辞典【た】

ダイナミックスピーカーだいなみっくすぴーかー

electrodynamic loudspeaker

ダイナミックスピーカー(電気力学型スピーカー)とは、マグネット・ボイスコイル・振動板で構成される、もっとも一般的なスピーカー方式のことです。現在使われているスピーカーの大半がこの方式です。

動作原理

磁気回路の中に置いたボイスコイルへ音声電流を流すと、フレミングの法則で前後に力が働きます。この動きが振動板を揺らして音になります。構造がシンプルで丈夫、コストと性能のバランスに優れます。

他方式との違い

  • コンデンサー型(静電型):軽い振動膜で繊細だが大音量が苦手
  • ホーン型:高能率で力強い

関連用語:ボイスコイルコーンスピーカーホーン型

ダイナミックレンジだいなみっくれんじ

dynamic range

ダイナミックレンジとは、機器が扱える最小音と最大音の差をデシベル(dB)で表した値です。数値が大きいほど、静かな音から大きな音まで余裕をもって再現でき、迫力と繊細さを両立できます。

音への影響

ダイナミックレンジが狭いと、小音量が埋もれたり大音量で歪んだりします。広いほどノイズに埋もれず、演奏の強弱(ニュアンス)がそのまま伝わります。CDは約96dB、ハイレゾはさらに広い範囲を扱えます。

関連する指標

  • SN比:ノイズに対する信号の大きさ
  • 歪率:波形のひずみの少なさ

これらは機器の実力を見極める重要なスペックです。

DATでぃーえーてぃー/だっと

digital audio tape

音声をデジタルで記録し、再生の際はD/A変換するテープレコーダーまたはそのテープのことです。現在ではデジタル音声データとして標準化された規格のことを指します。カセットテープのような表裏両面収録はできず、片面のみの収録機能を持っています。カセットテープのように一般利用にはあまり普及しませんでしたが、高音質を求める業務用、プロ用として利用されていました。程なくしてMDが出てくると、その手軽さや価格から、主流はMDに移りました。最後まで音楽用DATテープを生産していたソニーが、2015年に製造を終了したので、今は在庫限りとなっているようです。