1982年10月1日、日本で世界初となるCDプレーヤーが発売され、そこから翌年初頭にかけて17ものメーカーがCDプレーヤを発表します。
今回はその、各メーカーのCDプレーヤー第1号機をまとめてみました。
目次
- ソニー「CDP-101」
- Lo-d「DAD-1000」
- DENON「DCD-2000」
- Marantz「CD-63」
- ONKYO「DX-5」
- NEC「CD-803」
- Pioneer「P-D1」
- Aurex「XR-Z90」
- TRIO(KENWOOD)「L-03DP」
- DIATONE「DP-101」
- KENWOOD(TRIO)「L-03DP」
- YAMAHA「CD-1」
- Technics「SL-P10」
- Victor「XL-V1」
- SHARP「DX-3」
- OTTO「DAD-03」
- AKAI「CD-01」
- KYOCERA「DA-01」
1. ソニー「CDP-101」
SONY(ソニー)の初号機はCDP-101。発売は1982年10月1日で、世界初のCDプレーヤーの一つです。
ピックアップはソニー製の「KSS-100A」ですが、内部の半導体レーザーはシャープ製です。もちろんソニーでも半導体レーザーは開発をしていたのですが、CDP-101の発売には間に合わず、シャープ製VSISレーザーが採用されたました。
しかし、その後はMOCVD法を使ったレーザーの開発に成功。1984年以降は生産も開始され、他メーカーにも広く使用されることとなります。
CDプレーヤー初号機が各メーカーから発売された1982年から1983年にかけて、ダントツの売上を誇った機種です。
価格 | 168,000円 |
D/Aコンバーター | 16bit SONY CX20017 |
ピックアップ | KSS-100A |
ローディング | 水平 |
周波数特性 | 5Hz~20kHz±0.5dB |
高調波歪率 | 0.004%以下 |
ダイナミックレンジ | 90dB以上 |
SN比 | 90dB |
消費電力 | 23W |
サイズ | 幅350×高さ105×奥行325mm |
重さ | 7.6kg |
CDP-101開発までの経緯はこちらをご参考下さい
「CDの歴史」 ~世界初のCD、CDプレーヤーは?オーディオ解説入門書その3
2. Lo-d「DAD-1000」
Lo-D(日立)が発売したCDプレイヤー第1号機「DAD-1000」。DENONとの共同開発品で、ソニーの「CDP-101」と同じく1982年10月1日に発売された、世界初のCDプレーヤーの一つです。
ソニーのCDPは「CD-Player」ですが、Lo-DのDADは「Degital Audio Disk(デジタル・オーディオ・ディスク)」の略で、「CD」という名称が普及する前はよく使われていた単語です。
ピックアップは自社製の3ビーム方式を搭載。サーボ回路はソニーを含めた各社初号機の中でも技術的レベルが一段高く、信号処理回路はLSI化。さらに、D/Aコンバーターも自社開発の16bitDACを搭載していました。
機能面では、15曲のランダムメモリー選曲、ワンタッチ選曲、スキャナプレイ、メモリーストップ、オートリピートなどを搭載。さらに、ピックアップ位置がひと目でわかるロケーションインジケーターが装備されていました。
価格 | 189,000円 |
D/Aコンバーター | 16bit 日立 HA16633P |
ピックアップ | DA-1000 |
ローディング | 垂直 |
周波数特性 | 5Hz~20kHz±0.5dB |
高調波歪率 | 0.004%以下 |
ダイナミックレンジ | 90dB以上 |
SN比 | 90dB以上 |
消費電力 | 24W |
サイズ | 幅320×高さ145×奥行234mm |
重さ | 5.6kg |
DAD-1000開発までの経緯はこちらをご参考下さい
3. DENON「DCD-2000」
Lo-Dとの共同開発により発売に至った「DAD-1000」。ソニー「CDP-101」、Lo-D「DAD-1000」と同じく1982年10月1日に発売された世界初のCDプレーヤーの一つです。
しかし、DENON「DCD-2000」とLo-D「DAD-1000」の仕様は全く同じで、ただ色が違うだけです。Lo-Dのモデルはシルバーで、DENONのモデルはブラックでした。
なお、このDCD-2000は、「DENONミュージアム」に掲載されていませんが、確かにDENONの世界初のCDプレーヤーです。開発のメインはLo-Dでしたが、DENONのPCM(Pulse Code Modulation)技術が活きていたCDプレーヤーでした。
価格 | 189,000円 |
D/Aコンバーター | 16bit 日立 HA16633P |
ピックアップ | DA-1000 |
ローディング | 垂直 |
周波数特性 | 5Hz~20kHz±0.5dB |
高調波歪率 | 0.004%以下 |
ダイナミックレンジ | 90dB以上 |
SN比 | 90dB以上 |
消費電力 | 24W |
サイズ | 幅320×高さ145×奥行234mm |
重さ | 5.6kg |
価格:189,000円D/Aコンバーター:16bit 日立 HA16633Pピックアップ:DA-1000ローディング:垂直周波数特性:5Hz~20kHz±0.5dB 高調波歪率:0.004%以下 ダイナミックレンジ:90dB以上 SN比:90dB以上 消費電力:24W サイズ:幅320×高さ145×奥行234mm 重量:5.6kg
DCD-2000開発までの経緯はこちらをご参考下さい
4.Marantz「CD-63」
1982年に発売されたマランツ初のCDプレーヤー「CD-63」 。1980年末、オランダの世界最大家電メーカー「フィリップス」の傘下になり、フィリップス社のデジタル技術、光学技術、機構技術などが投入されて開発されたCDプレーヤーです。
駆動メカニズムは、独自のスイングアーム型CDM-0を搭載。D/A変換回路(DAC)には、当時初の4倍オーバーサンプリングデジタルフィルターと二次ノイズシェイパー、14bit型DAC、TDA1540を左右独立に採用。ちなみに、DACは14bitでしたが、ノイズシェイパーとオーバーサンプリングのために16bit相当の精度を誇りました。
さらに、マランツ独自のデジタルフィルターLSIを搭載。そのため、サンプリング周波数は4倍の176.4kHzに変換することができ、さらに、それをカットするフィルターには、位相特性の優れたベッセル型ローパスフィルターが採用されていました。
ちなみに、1993年に日本マランツから同型番の「CD-63」が発売されていますが、1982年に発売されたマランツ初のCDプレーヤーとは異なります。1982年の第1号機モデルはシルバーカラーのみ、1993年のモデルはブラックまたはゴールドです。
価格 | 189,000円 |
D/Aコンバーター | 14bit フィリップス TDA1540D X2 |
ピックアップ | CDM-0 |
ローディング | トップ |
再生周波数帯域 | 20Hz〜20kHz |
ダイナミックレンジ | 90dB以上 |
SN比 | 90dB以上 |
消費電力 | 24W |
サイズ | 幅320×高さ74×奥行262mm |
重さ | 5kg |
5.ONKYO「DX-5」
SONY、Lo-D、DENONの世界初となるCDプレーヤー発売から遅れること20日。ONKYOが自社初となるCDプレーヤー「DX-5」を1982年10月20日に発表しました。
メカニズムには非接触光学系フィリップス方式を、ディスクの読取りには非接触光学系ピックアップ方式を採用しています。また、ピットから読み取った信号は波形成型された後、EFM復調、デインターリーブ及び誤り訂正と順に行われ、D/Aコンバーターでアナログ信号に変換されます。そして、このアナログ信号をローパースフィルターに通し、音声信号として出力しています。価格は25万円と、各社の第1号機の中で最も高価で、一番売れた168,000円のSONY「CDP-101」より約8万円も高いCDプレーヤーでした。
価格 | 250,000円 |
D/Aコンバーター | 16bit SONY CX890 |
ローディング | 水平 |
周波数特性 | 2Hz~20kHz |
高調波歪率 | 0.005% |
ダイナミックレンジ | 90dB |
SN比 | 90dB |
サイズ | 幅450×高さ130×奥行396mm |
重さ | 14.3kg |
6.NEC「CD-803」
NECの1号機CD-803は、SONYやLo-D、DENONより少し遅れて、1982年10月21日に発売されました。NECと言えば、当時のキャッチコピーは「エレクトロニクスのNEC」。このCD-803の広告やカタログにもそれは大きく謳われていました。しかし、実際はSONY、東芝、日立、TI(テキサスインスツルメンツ)などの他社製パーツがひしめき合っていて、全く「エレクトロニクスのNEC」ではありませんでした。
そんな中でも、CD-803に採用されたデジタルフィルターは数少ない自社製で、16bit・オーバーサンプリングのND(ノン・ディレイ)フィルターは、当時では世界初となるDSP(Digital Signal Processor)でした。
CDが誕生した1982年当時では、ピックアップの性能もサーボ回路の制御レベルも低く、そのためプレーヤー内部のノイズは非常に高いものでしたから、デジタルフィルターの効果はまさにてきめんで、音質面ではとても大きな効果を発揮しました。
価格 | 215,000円 |
D/Aコンバーター | 16bit バーブラウン PCM51JG-V |
ローディング | 垂直 |
周波数特性 | 5Hz~20kHz±0.5dB |
高調波歪率 | 0.01%以下 |
ダイナミックレンジ | 90dB以上 |
SN比 | 90dB |
消費電力 | 48W |
サイズ | 幅430×高さ150×奥行360mm |
重さ | 12kg |
7.Pioneer「P-D1」
「P-D1」は、パイオニアから発売されたCDプレイヤー1号機です。発売は1982年10月下旬。
3つのサーボ「フォーカス」「トラッキング」「スピンドル」にはパイオニアの精密技術が詰め込まれており、D/A変換部以降のアナログ部にはオーディオ用パーツが採用されています。
機能面では、ランダム・サーチ、フレーズ指定、スキッププレイ、インデックス・スキャン、リピート再生、プログラム機能、トータルキー表示などを装備。また、当時としては珍しく、専用イジェクトモーターを採用しているCDプレーヤーでした。
価格 | 198,000円 |
D/Aコンバーター | 16bit バーブラウン PCM51JG-V |
ローディング | 垂直 |
周波数特性 | 5Hz〜20kHz±0.5dB |
ダイナミックレンジ | 90dB以上 |
SN比 | 90dB以上 |
消費電力 | 36W |
サイズ | 幅420×高さ140×奥行330mm |
重さ | 12.1kg |
8.Aurex「XR-Z90」
「XR-Z90」は東芝のオーディオブランド「オーレックス」のCDプレーヤー第1号機で、1982年11月に発売されました。TRIO(KENWOOD)と共同開発したCDプレーヤーですが(TRIOの製品は「L-03DP」)、開発のメインは東芝が担当しています。
このオーレックス「XR-Z90」は、ALPINEやLuxmanにもOEMとして供給され、ALPINE「AD-100」、Luxman「DX-104」の名前で海外に輸出されました。
ピックアップは自社製の1ビームタイプを搭載。サーボ回路は時間差検出トラッキングサーボと、2重のエラー訂正回路。機能面ではダイレクト選曲やインデックスサーチを備えたCDプレーヤーでした。
価格 | 225,000円 |
D/Aコンバーター | 16bit SONY CX20017 |
ローディング | 垂直 |
周波数特性 | 5Hz~20kHz ±0.3dB |
高調波歪率 | 0.004%以下 |
ダイナミックレンジ | 90dB以上 |
消費電力 | 50W |
サイズ | 幅420×高さ135×奥行340mm |
重さ | 9.7kg |
9.TRIO(KENWOOD)「L-03DP」
TRIO(KENWOOD;ケンウッド)「L-03DP」は、1982年12月1日、東芝のオーディオブランド「Aurex(オーレックス)」との共同開発により発売された同社初のCDプレーヤーです。
オーレックス「XR-Z90」との外観上の相違点はフロントパネルです。また、内部においてはアナログ部分に違いがあります。トリオ「L-03DP」にはケンウッド独自のΣドライブが装備されていました。ただ、レーザーピックアップを初めとするトランスポート部及びDAコンバーター部は、共同開発機であるオーレックス「XR-Z90」と同じです。
キーの操作状態が聴感的にもチェックできるよう、CHIRPオンの発生装置を内蔵。操作キーを押すと「ピッ」と電子音が鳴る珍しい機能を備えていました。
価格 | 240,000円 |
D/Aコンバーター | 16bit SONY CX20017 |
ローディング | 垂直 |
周波数特性 | 5Hz~20kHz |
ダイナミックレンジ | 90dB以上 |
SN比 | 90dB以上 |
消費電力 | 50W |
サイズ | 幅440×高さ135×奥行340mm |
重さ | 9.9kg |
10.DIATONE「DP-101」
DIATONEのCDプレイヤー1号機。発売は1982年11月21日。
操作制御中枢部に8bitマイコンを2個搭載している上、基板が7枚、基板ラックでマザーボードにつながるという、当時ではモンスター級のオーディオでした。
また、当時はリモコンはオプション扱いで、各社別売りが基本でした。しかし、各メーカーの1号機でリモコンを付属にした企業は二つあり、それがNECのCD-803と、ダイヤトーンDP-101です。
価格 | 248,000円 |
D/Aコンバーター | 16bit INTECH A3036 |
ローディング | 垂直 |
周波数特性 | 5Hz~20kHz |
高調波歪率 | 0.004%以下 |
ダイナミックレンジ | 90dB以上 |
消費電力 | 40W |
サイズ | サイズ:幅424×高さ145×奥行312mm |
重さ | 10.5kg |
11.KENWOOD(TRIO)「L-03DP」
L-03DPは、ケンウッド(当時はトリオ・ケンウッド株式会社)が1982年に発売した、同社の第1号機CDプレーヤー。関係の深かったオーレックス(東芝)との共同開発機です。
レーザーピックアップを筆頭に、トランスポート部及びDAコンバーター部は、共同開発機オーレックス「XR-Z90」と同一のものです。しかし、アナログ部分はオリジナル技術である「Σドライブ」を使用。これにより、L-03DPと接続されるアンプの間において、電源トランスの1次側では電源コードによって、2次側では交流的に結合され大きなループが形成されるのを予防。相互干渉を抑えています。
精悍なデザインも好評で、第1世代機の中でも魅力的な1台として高い人気を誇りました。
価格 | 240,000円 |
D/Aコンバーター | 16bit SONY CX20017 |
ローディング | 垂直 |
周波数特性 | 5Hz~20kHz |
ダイナミックレンジ | 90dB以上 |
SN比 | 90dB以上 |
消費電力 | 50W |
サイズ | 幅420×高さ135×奥行340mm |
重さ | 9.9kg |
12.YAMAHA「CD-1」
CDが誕生した年の12月に発売された、ヤマハCDプレーヤーの第一号機。ローディングは各メーカー第一号機では珍しく水平で、ディスク装填はドライブメカごとスライドアウトするタイプでした。
リニア16bitツインD/Aコンバーターやデジタル/アナログ分離のセパレート電源を搭載し、左右の振り分けはデジタル段階で処理するため、アナログ信号のスイッチングは不要。制御系を中心に、技術的な独自性が光るモデルでした。
また、正面のドライブ部分は演奏中のディスクをミラー越しに眺めることができるため、アナログレコードと同じような感覚で音楽が楽しめるのも大きな特徴でした。
価格 | 250,000円 |
D/Aコンバーター | 16bit SONY CX890 X2 |
ローディング | 水平 |
周波数特性 | 10Hz~20kHz |
高調波歪率 | 0.005% |
ダイナミックレンジ | 90dB以上 |
消費電力 | 45W |
サイズ | 幅435×高さ116×奥行357mm |
重さ | 13.5kg |
13.Technics「SL-P10」
CDが誕生した当時、CDプレーヤーは全く新しい領域の製品だったため、従来のオーディオ系技術だけでなく、デジタル関係の技術や半導体技術など、各社は多岐にわたる技術を結集して開発する必要がありました。しかし、それでも自社単独で製品化するのは難しく、大半の会社は共同開発であったりパーツを仕入れたりして対応しました。
が、そんな中、総合電機メーカーである松下電器(現パナソニック)を母体にもつブランド「テクにクス」は、メカニズム系からデジタル系の半導体に至るまで、ほぼ自社開発。テクニクスの同社第一号機CDプレーヤー「SL-P10」は、まさに機能性も操作性も優れれた名作でした。
発売は1982年10月。
価格 | 198,000円 |
D/Aコンバーター | 16bit 松下 AN6806 |
ローディング | 垂直 |
周波数特性 | 4Hz~20kHz |
高調波歪率 | 0.004%以下 |
ダイナミックレンジ | 90dB以上 |
消費電力 | 48W |
サイズ | 幅430×高さ145×奥行333mm |
重さ | 10.0kg |
14.Victor「XL-V1」
ビクター「XL-V1」は、DENONとの共同開発によりLo-D(日立)が発売したCDプレイヤー第1号機「DAD-1000」のOEMです。
なお、ビクターは「XL-V1-N」というモデルも発売していますが、それはビクターのCDプレーヤー第一号機ではありません。第一号機は1982年発売の「XL-V1」です。XL-V1-Nは1995年発売のモデルです。
価格 | 189,000円 |
D/Aコンバーター | 16bit 日立 HA16633P |
ローディング | 垂直 |
周波数特性 | 5Hz~20kHz |
高調波歪率 | 0.004%以下 |
ダイナミックレンジ | 90dB以上 |
消費電力 | 21W |
サイズ | 幅322×高さ147×奥行245mm |
重さ | 5.6kg |
15. SHARP「DX-3」
1970年代、シャープはオーディオ用のブランド「オプトニカ」を立ち上げます。しかし、売上げが思うように伸ばせず、1981年にごく一部の製品を除いて撤退。それでも、1982年にCDが誕生すると、他のオーディオメーカーと足並みをそろえるように、第一号機「DX-3」を発表します。
しかし、結局はなかなかヒットが出せず、その後、オプトニカはオーディオ業界から完全に撤退することとなります。
価格 | 165,000円 |
D/Aコンバーター | 16bit SONY CX20017 |
ローディング | 垂直 |
周波数特性 | 5Hz~20kHz |
高調波歪率 | 0.01% |
ダイナミックレンジ | 90dB以上 |
消費電力 | 23W |
サイズ | 幅330×高さ150×奥行230mm |
重さ | 8.2kg |
16. OTTO「DAD-03」
OTTOはサンヨー電機のオーディオブランドです。1970年代末頃には、かなりオーディオに注力していましたが、音質よりも低価格をウリにしたメーカでした。
CDプレーヤーは他社と同様、1982年に1号機を発表。それが「DAD-03」です。しかし、このモデルのセールスは低調で、その後も売り上げはかんばしくなく、後に「FISHER」名義で、販売拠点をアメリカとヨーロッパに移します。
価格 | 178,000円 |
D/Aコンバーター | 16bit SONY CX20017 |
ローディング | 垂直 |
周波数特性 | 5Hz~20kHz± |
高調波歪率 | 0.01% |
ダイナミックレンジ | 90dB以上 |
消費電力 | 30W |
サイズ | サイズ:幅335×高さ140×奥行270mm |
重さ | 6.8kg |
17.AKAI「CD-01」
AKAIは他社と同様に、1982年にCDプレーヤー1号機「CD-01」を発売します。ただ、赤井電機はもともとテープ・デッキを得意としていたため、このモデルは京セラ「DA-01」のOEMです。
また、AKAIはその後、当時のオーディオ業界に押し寄せたCDに代表されるデジタル化の波に乗り切れず、デジタル製品への転向が遅れ、経営不振に陥りました。
価格 | 189,000円 |
D/Aコンバーター | 14bit フィリップス TAD1540D X2 |
ローディング | 垂直 |
周波数特性 | 20Hz~20kHz |
高調波歪率 | 0.005%以下 |
ダイナミックレンジ | 90dB以上 |
消費電力 | 30W |
サイズ | 幅440×高さ132×奥行320mm |
重さ | 8.0kg |
18.KYOCERA「DA-01」
DA-01は京セラ初となるCDプレーヤーです。
DAはDigital Audioの略で、CD誕生当時は、CDプレーヤーよりデジタルオーディオの方が浸透していました。
DA-01はAKAIとの共同開発ですが、ほとんどは京セラ単独開発による製品で、AKAI「CD-01」は京セラ「DA-01のOEMとして扱われました。発売は1982年。
価格 | 189,000円 |
D/Aコンバーター | 14bit フィリップス TAD1540D X2 |
ローディング | 垂直 |
周波数特性 | 20Hz~20kHz |
高調波歪率 | 0.005%以下 |
ダイナミックレンジ | 90dB以上 |
消費電力 | 30W |
サイズ | 幅440×高さ132×奥行320mm |
重さ | 8.0kg |