Tannoy(タンノイ)高額買取店おすすめ5選 | 評判のオーディオ買取店それぞれの特徴

高級オーディオ「タンノイ」高額買取おすすめ店5つを選びました。もちろん、その5つの買取店がタンノイを高く買取る理由も解説。なぜタンノイは高く売れるのか。そして、タンノイを高く買取ってくれるお店はどこなのか。タンノイを売りたいと思った時の参考にしてください。
Tannoy(タンノイ)高額買取店おすすめ5選 | 評判のオーディオ買取店それぞれの特徴

1.高級オーディオ「タンノイ」の高額買取おすすめ5店

タンノイ(TANNOY)は世界中で最も人気のあるオーディオメーカー・スピーカーメカーです。特にその人気度は日本では非常に高く、日本のオーディオマニアや日本のオーディオ雑誌の影響下にあった国々のオーディオマニアの憧れの的でした。そのため、タンノイのオーディオは非常に高く買取ってもらえます。

しかし、どこでも高く買取ってくれるわけではなく、タンノイの価値を知るお店でなければ高額買取は期待できません。当然ですよね。タンノイというブランドを知らない買取店舗に持っていっても、高く買取ってくれるはずがありません。超一流オーディオブランドにも関わらず、普通のオーディオと同じように考えられて、何となく値付けされてしまうことでしょう。ですから、もしタンノイを高く売りたいのなら、タンノイの価値を知るオーディオ買取専門店に任せるべきです。

そこでこの章では、高級オーディオブランド「タンノイ」を高額買取してくれる可能性の高い5店舗を紹介します。

1-1.オーディオ買取屋

オーディオ買取屋は、皆さんが大切にしてきたオーディオを「どこよりも高く買取ること」に情熱を注ぎ込んでいるオーディオ買取専門店です。店主は60歳代。オーディオブームを経験しており、オーディオをこよなく愛する人物です。そのためでしょう。50代・60代・70代の方々からも「同世代だったこともあり、安心して任せられた」との声を多く獲得。抜群の安定感を誇っています。

もちろん、オーディオ買取屋がオーディオを高く買取れる理由は、感情的・情緒的な理由だけではありません。経営指針として以下の4つを掲げ、実現し、オーディオをどこよりも高値で買取っています。

その4つとは、

①徹底したマーケット・リサーチ
②独自の販売ルートの確保
③大きな店舗を構えず、最低限の人件費で運営する
④大規模なプロモーション活動は控え、広告出稿は最低限に抑える

です。

こう並べてみると、どれも地味な方針です。が、オーディオ買取屋は何年もこうした努力を積み重ね、削減できた経費の分を買取価格に転嫁。これがどこよりも高値でオーディオが買取れる秘訣だとしています。技術屋一筋40年との経歴を持つ店主の、その人柄が伺える買取手法であり、経営スタイルです。

公式サイトは非常に高い好感度がもてる仕様になっています。どのボタンから買取価格の見積もりをお願いすれば良いかは一目でわかりますし、実際の買取の流れ(買取フロー)も明確に表記されています。また、他の買取サイトとは異なり、オーディオに関する様々な情報も満載です。たとえば、タンノイに限らずオーディオのブランドストーリーであったり、あるいはオーディオ初心者が確認すべきスペック表の味方であったり、オーディオ好きなら誰もが楽しめるコンテンツも豊富です。

その一方で、オーディオ買取専門店の目線で「遺品整理で気をつけるべきポイント」の紹介や、どうしたらオーディオが高く売れるのかの記事も充実しており、「タンノイを売ろうかな」「オーディオを売りたいな」と思っている人には是非訪問していただきたいwebサイトです。

安心して取引できるオーディオ高額買取専門店をお探しの方には本当にオススメです。

買取方法 全国対応:出張買取・宅配買取・店頭買取に対応
出張・査定料無料査定・送料無料
査定する人オーディオ専門スタッフによる査定
申し込み方法 WEB申し込み・電話申し込み可能
受付時間WEBからは24時間、電話は平日9時〜19時
支払い方法 買取代金の支払いは、通常、即銀行振込(出張買取は現金即日払い)
他店より提示額が安かった場合は?再交渉が可能
あなたのオーディオが今いくらになるかすぐにお答えします!

2-2.ハイサウンド

ハイサウンドは株式会社宏哉(ひろや)が運営するオーディオ買取専門店です。本社の株式会社宏哉は「あらゆる中古動産を次のユーザーへ」とのコンセプトのもと、様々なリユース業を展開しています。その買取実績は多岐にわたり、研究機関で使用されていた計測機器約300台一括買い上げから、太陽光パネル品質検査器、トレーニング機器、アンティーク品や腕時計、故障したユンボに至ります。

ハイサウンドはそんな企業のオーディオ買取専門部門で、埼玉県と東京都にて古物商の許可を取得。営業所は埼玉、東京、福島、静岡などにあります。

ハイサウンドの特徴は、ベテランスタッフから若いスタッフまで、幅広い年齢層の従業員が在籍し、大手放送局やレコーディングスタジオなど法人からの依頼も多数こなし、即対応・即支払いをモットーに営業している点です。また、他店より見積額が低かった場合は、最交渉にも応じてもらえます。

ホームページはグリーンを基調にとても美しく仕上げられていて、しばしばキャンペーンも実施しています。そのため、「オーディオを売ろうかな」「タンノイを売ろうかな」と少しでも思い始めたら、事前にチェックし始めることをオススメします。思わぬキャンペーンに出くわすことがあるかもしれないですよ!

買取方法 全国対応:出張買取・宅配買取・店頭買取に対応
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査定する人オーディオ専門スタッフによる査定
申し込み方法 WEB申し込み・電話申し込み可能
受付時間WEBからは24時間、電話は平日9時〜20時
支払い方法 買取代金の支払いは、通常、即銀行振込(出張買取は現金即日払い)
他店より提示額が安かった場合は?再交渉が可能

2-3.オーディオ高く売れるドットコム

オーディオ高く売れるドットコムは、車高く売れるドットコム、バイク高く売れるドットコム、不動産高く売れるドットコムなどの姉妹店舗です。運営は総合買取サービスを展開する株式会社マーケットエンタープライズが行なっていて、その株式会社マーケットエンタープライズは、総合買取サービスを展開する東証マザーズ上場企業です。

オーディオ高く売れるドットコムの特徴は、対応スピードの速さです。ウェブサイトから申し込めば最短30分以内での事前査定が可能ですし、電話でもその場で査定してもらうことができます。

公式サイトも非常に利便性を追求しており、例えば「今、電話がつながりやすいかどうか」が一目でわかるシステムを導入したりしていて、お客様のことを考えて作り込まれています。

その一方で、コンテンツが豊富な点も高く売れるドットコムのwebサイトの特徴です。本社が総合買取サービスを展開しているため、オーディオに限らず、幅広いジャンルの情報が入手できるのは便利です。

ちなみに、オーディオ高く売れるドットコムはオーディオの買取専門店ですが、ホームシアターセットやケーブル類なども買取っています。

買取方法 全国対応:出張買取・宅配買取・店頭買取に対応
出張・査定料無料査定・送料無料
査定する人オーディオ専門スタッフによる査定
申し込み方法 WEB申し込み・電話申し込み可能
受付時間WEBからは24時間、電話は 9時15分〜21時
支払い方法 買取代金の支払いは、通常、即銀行振込(出張買取は現金即日払い)
他店より提示額が安かった場合は?公式サイトでは再交渉に関する記述はありません。ただ、「ご希望の金額をお伝えいただきご相談することも可能です。」とありますので、相談には乗ってくれるはずです。

2-4.ナンバーワン買取センター

ナンバーワン買取センターは株式会社SENNAが運営する総合リサイクルショップです。しかし、総合リサイクルショップですが、オーディオの買取についてはオーディオに精通したスタッフが査定するため、オーディオ買取専門店と言っても間違いではないでしょう。

ナンバーワン買取センターでは、オーディオの買取は基本的には製造から10年未満を目安に対象商品としていますが、10年以上経過していても傷や汚れ等が酷くなければ(あるいは故障していても修理費用が少額で済みそうなら)買取ってもらえます。また、音響機器(PA、モニター、マルチトラックレコーダー、ミキシングコンソール、DAWなど)も買取っており、イベント会場や音楽スタジオ、ライブハウス・コンサートホールなどに設置されたオーディオ・音響機器などは複数まとめて買取っています。

webサイトはとても清潔感を覚えるデザインで、コンテンツは買取品目を中心に非常に充実しています。オーディオに限らず厨房買取王やお酒買取王のサイトともつながっているので、色々と不用品がある人にはオススメです。

ちなみに、ナンバーワン買取センターではLINE査定もいます。

買取方法 全国対応:出張買取・宅配買取・店頭買取に対応
出張・査定料無料査定・送料無料
査定する人オーディオに精通したスタッフが査定
申し込み方法 WEB申し込み・電話申し込み・LINE申し込みが可能
受付時間WEBからは24時間、電話は 10時〜19時
支払い方法 買取代金の支払いは、通常、即銀行振込(出張買取は現金即日払い)
他店より提示額が安かった場合は?公式サイトでは再交渉に関する記述はありません。

2-5.オーディオマート

オーディオマートはオーディオ買取専門店として、各種サウンドシステムから、国内・海外メーカーの一般・ヴィンテージ・ハイエンド・iPodオーディオまで、音に関するあらゆる機器を買取ってくれます。古物商の許可登録は神奈川県で取得しており、買取実績は10,000件を突破。東京・神奈川・千葉・埼玉・大阪エリアを中心に買取実績を伸ばしています。

オーディオマートの特徴は、やはり音響に関わるあらゆる機器を買取ってくれる点です。スピーカーユニットやホーン、トーンアーム、カートリッジやヘッドフォン、高品質ケーブルはもちろん、ジャンク品(故障品)でも買取ってくれます。

公式サイトでは色々な情報を発信していますが、多くの型番ごとに買取参考価格を発表している点は、ユーザーにはとても嬉しい点でしょう。アンプ、スピーカー、プレーヤーデッキ、アクセサリーごとに分類されていて、型番が並んでいます。もし「問い合わせるまでもないけど、自分のオーディオがいくらで売れるのかな」と気になる方は必見です。

随時キャンペーンも実施しています。定期的にwebサイトを覗いていれば、想定以上の金額で買取ってもらえる可能性もありますからオススメです。

買取方法 全国対応:出張買取・宅配買取・店頭買取に対応
出張・査定料無料査定・送料無料
査定する人オーディオ専門スタッフによる査定
申し込み方法 WEB申し込み・電話申し込みが可能
受付時間WEBからは24時間、電話は平日9時〜21時30分
支払い方法 買取代金の支払いは、通常、即銀行振込(出張買取は現金即日払い)
他店より提示額が安かった場合は?再交渉が可能

2.オーディオの「タンノイ」が高く売れる理由

上記にて高級オーディオ「タンノイ」を高く買取ってくれる可能性のあるお店を5店舗を紹介しましたが、もちろん、探せばこの5店舗以外にも高く買取るお店はあります。実は、その価値を知る買取店舗なら、タンノイはどこでも高く売れます。

では、タンノイの価値とはなんでしょう。なぜタンノイは高く売れるのでしょう。この章では、なぜタンノイが高く売れるのか、その理由について解説します。

2-1.タンノイが高く売れる理由①

タンノイが高く売れる理由。それは、タンノイには歴史があるからです。というわけで、さっそく歴史をおさらいしましょう。

2-1-1.創業は昭和元年

タンノイの創業は1926年、和暦で言えば昭和元年です。創業者はガイ・ルパート・ファウンテン(Gay Rupert Fountain)。現在は本社はスコットランドのノース・ラナークシャーコートブリッジにありますが、設立されたのは英国ロンドンのウエスト・ノーウッドでした。

しかし、ファウンテンが最初に設立したのはオーディオメーカーではありませんでした。自動車会社でした。そして、1920代中頃になると電子機器に関心を抱くようになり、やがて画期的な整流器を完成させると、1926年、整流器を製造するのための会社「タルスメア・マニュファクチャリング社」を設立。整流器を量産する体制を整えます。

と同時に、ファウンテンは励磁型ダイナミックスピーカーの開発にも取り組み始め、こちらのビジネス領域も軌道に乗り始めると、社名を「ガイ・R・ファウンテン社」に変更。さらに「タンノイ」の商標を登録します。

タンノイ。
とても不思議な響きですが、この名前の由来は意外なところにあります。

タンノイは、当時の主力製品だった電解整流器の金属電極材料「タンタル(Tantalum)」と「鉛合金(lead alloy)」を元にした造語です。つまり、「タンノイ」というブランド名は老舗オーディオでは非常に希な「音と全く関係がなく、創業者の名前とも無関係」という珍しいブランド名なのです。

それはさておき、タンノイは1933年に2ウェイスピーカーの開発に成功すると、1934年には高性能・高品質のマイクロフォンやスピーカーを設計。その後も順調にオーディオの開発に成功し、創立10年未満でヨーロッパにおけるオーディオ業界のリーダー的存在となります。

もちろん、第二次世界大戦によりオーディオの開発は一時伸び悩みますが、1945年に終戦を迎えると、タンノイはすぐにオーディオの製造を再開。さらに、開発はオーディオだけにとどまらず、会議場内でのコミュニケーション機器や通訳装置が加えられ、ニューヨーク国連本部ビルを筆頭に重要な国際会議場にはタンノイの装置が必ずと言っていいほど取り付けられ、会社は急成長を果たします。

そんな中、1947年、「デュアル・コンセントリック」が発表されます。通称は「モニター・ブラック」。ウーハーとツイーターの音の位相が完全に一致するように設計されている同軸2ウェイスピーカーです。そして、このデュアル・コンセントリックは、その構造が今日まで脈々と受け継がれており、それゆえ「タンノイの代名詞」とも言われています。

2-1-2.名機が立て続けに誕生した黄金時代

LPレコード発売の1948年前後になると、世界中のオーディオメーカーが家庭用スピーカーシステムの発表を行います。また、FM放送が開始された1950年代に突入すると、家庭での音楽再生にも高品質が求められるようになりました。

そうした中、エレクトロボイスは「ザ・パトリシアン」を発表し、ヴァイタボックスの「CN191」は着実に人気を獲得していったのですが、タンノイが企画したスピーカーはオーディオ史上屈指の名機でした。創業者ガイ・ルパート・ファウンテン自らがオートグラフ(自筆サイン)を刻み、その名をモデル名とした「オートグラフ」です。

それからのタンノイは次々と後世に残る名作を発表します。

1953年の「オートグラフ」を皮切りに、1954年には「ヨーク」「ランズダウン」、1955年には創業者のイニシャルをとった「GRF」。一方で、タンノイは本格的に北米大陸への進出も図り、1953年には「タンノイ・カナダ」を、1954年には「タンノイ・アメリカ」を設立します。

2-1-3.新生タンノイ

飛ぶ鳥落とす勢いで成長を続けたタンノイでしたが、1974年、コーン・アッセンブリー工場の火災により急激に経営が悪化します。と同時に、ほぼ時を同じくして、創業者のファウンテンが引退を決意します。

こうした要因により、ファウンテンはタンノイ売却を決断します。売り先は、当時すでに世界的規模で活躍していた音響多国籍企業「ハーマン・インターナショナル社」でした。

一時はこの合併もうまくいくように思われました。しかし、旧タンノイのスタッフは、水面下で「タンノイらしさが奪われた」との不満を募らせていたそうです。

そんな中、タンノイの創業者ファウンテンが永眠します。1977年のことでした。葬儀には多くの人が集まりました。50年近く働いた数人の従業員を始め、最近になってタンノイ社の社員となった若者までが参列したそうです。彼らはそこで決意します。「ガイ・ルパート・ファウンテンの意思をより継承した製品づくりを実現する」。そして、N.Jクロッカー社長やT.B.リビングソトンらはハーマン・インターナショナルから株を買い戻し、新生タンノイとしてタンノイをリスタートさせます。1981年のことでした。

それからのタンノイは、まさにガイ・ルパート・ファウンテンの意思を継承すべく、1981年にオートグラフの流れを受け継ぐ容姿を誇る「GRFメモリー」、翌1982年にはロンドン伝統の地名を冠した「ウェストミンスター」「エジンバラ」、1983年には「スターリング」と、たて続けにタンノイらしさが詰まったスピーカー発表し、新生タンノイは完全に復活したことを国内外にアピールします。

2-1-4.英国老舗の超名門オーディオブランド

このように、英国の老舗オーディオブランドとして有名なタンノイも、必ずしも経営が順調に推移してきたわけではありません。しかし、そうした経営危機を乗り越えてきたからこそ、英国の名門ブランドとして衰えない人気があるのでしょう。

伝統を守りつつ、進化するタンノイ。

こうした歴史と伝統があるからこそ、タンノイは高い値段でも買い取りたいと思う人がたくさんいるのです。

タンノイのブランドストーリー完全版はこちらをご覧ください。
タンノイのブランドストーリー

2-2.TANNOY(タンノイ)が高く売れる理由②

タンノイが高く売れる、二つ目の理由。
それは、タンノイには名機がたくさんあるからです。

と言っても、今ここですべてを紹介することはできません。それほど、タンノイには名作と呼ばれるものがたくさんあります。
ここでは「オートグラフ」「アルファベットシリーズ(ABCシリーズ)」「地名シリーズ」の三つに限定してご紹介させていただきます。

2-2-1.オートグラフ

1953年に発売された、オーディオ界を代表するたコーナー型バックロードホーンシステム「Autograph(オートグラフ)」。設計者はタンノイの創設者・ガイ・R・ファウンテン。タンノイ最高傑作との呼び声もあるほどの名機です。

オートグラフといえば、家具調の美しいエンクロージャーと手の込んだ構造がとても魅力的ですが、やはり最大の魅力は、搭載されている2ウェイ同軸型の高性能スピーカーユニット「デュアル・コンセントリック」でしょう。誕生して半世紀以上経つ今なお基本構造が変わらない傑作です。

ただし、デザインには変更が加えらえています。1957年にはモニターシルバーからモニターレッドに、その後1967年頃まではモニターレッドの時代が続き、それ以降はモニターゴールド、HDP385と変わりました。そして、1974年にモニターゴールドの生産が終了すると、オートグラフの生産も終了。1953年から21年にも渡ってタンノイのフラッグシップ機として君臨し続けてきましたが、ここで一旦その歴史に幕を下ろします。

その2年後、日本における輸入代理店がシュリロ貿易からティアックに変わり、そのタイミングでティアックはオートグラフの生産再開をタンノイに要請します。もちろん、最初は木工技術者の確保などの問題により拒否されますが、ティアックは諦めきれずに日本でのライセンス生産を計画。本国から「オリジナルと全く同じクオリティを保ってエンクロージャーの生産が可能なら、日本での生産販売を認める」との回答を獲得し、1976年、オートグラフは日本での復活を果たします。

2-2-2.アルファベットシリーズ(ABCシリーズ)

タンノイがハーマンインターナショナルの傘下にあった時のシリーズです。イギリスのABCDEから始まる地名を冠したスピーカーであったことから「アルファベットシリーズ」または「ABCシリーズ」などと呼ばれています。

a)Arden

イギリス第二の都市バーミンガム郊外に広がる「アーデンの森」。その雄大な佇まいに因むのがABCシリーズのスピーカー「Arden(アーデン)」です。

ユニットに38cm同軸型ユニット「HPD385A」を搭載された、外形寸法 W660×H990×D370mm(43kg)の大型フロア型スピーカーシステムです。

b)Berkeley

ABCシリーズのスピーカー「Berkeley(バークレイ)」は、ブリストル湾に注ぐセヴァーン川に沿って景観を展開する「バークレイの谷」がその名の由来です。

ユニットにはアーデンと同じ38cm同軸型ユニット「HPD385A」を搭載していますが、外形寸法 W540×H840×D310mm(32kg)とアーデンより一回り小型なフロア型スピーカーシステムです。

エンクロージャーにはバスレフ方式を採用。アーデンより1つ少ない2つのポートで構成されています。

c)Cheviot

チェビットはローマ時代の古城が点在する土地で、ABCシリーズのスピーカー「Cheviot(チェビット)」は、イングランドとスコットランドの境界をなす広大な「チェビオット丘陵」に由来します。

ユニットに31.5cm(12インチ)同軸型ユニット「HPD315A」を搭載した、外形寸法 W450×H850×D260mm(25kg)のフロア型スピーカーシステムです。エンクロージャーにはバスレフ方式が採用され、外観はウォルナット、チーク、アッシュの3タイプがありました。

d)Devon

イギリス最南端デボン州。温暖な気候と海岸の美しい風景を持つこの場所が由来となったABCシリーズのスピーカーが「Devon(デボン)」です。

ユニットにはチェビットと同じ31.5cm(12インチ)同軸型ユニット「HPD315A」が搭載されていますが、外観寸法 W400×H580×D260mm(21kg)と、チェビットより一回り小型なフロア型スピーカーシステムです。

e)Eaton

古代ローマ人が築いたと言われる城壁に囲まれた古都・チェスターの郊外のイートン。その場が由来となったABCシリーズのスピーカーが「Eaton(イートン)」です。

ユニットに29.5cm(10インチ)同軸型ユニット「HPD295」を用いた、ABCシリーズ唯一のブックシェルフ型スピーカーシステムです。外観寸法 W350×H524×D250mm(18kg)のシリーズ最軽量のシステムです。

2-2-3.地名シリーズ

ハーマンインターナショナルから経営権を買い取った、新生タンノイとして発表したシリーズで、ロンドン伝統の地名を冠したことから、俗称「地名シリーズ」と呼ばれています。「ウェストミンスター」「エジンバラ」「スターリング」などが地名シリーズに属します。

a)westminster(ウェストミンスター)

ウェストミンスターは古くからイギリスの政治的中心として栄え、ウェストミンスター宮殿やバッキンガム宮殿、ウェストミンスター寺院やウェストミンスター大聖堂など、ロンドンの有名な歴史的建築物や旧跡が集まるエリアです。

その地名を冠したスピーカー「ウェストミンスター」は、その名の通りまさに気品溢れるスピーカーとして、1982年、タンノイのフラッグシップとして登場。同軸2ウェイのユニット(38cm)3839Wを搭載する名機です。

b)edinburgh(エジンバラ)

スコットランドの首都で、丘陵地にあるエジンバラ。中世の面影を残す旧市街とジョージ王朝時代に建設されたエレガントな新市街から構成されていて、日本の古都・京都とは姉妹都市提携を結んでいます。

その地名を冠したスピーカー「エジンバラ」は、ユニットに30cm(12インチ)同軸型ユニットである3149を搭載したフロア型スピーカーシステムです。ウェストミンスターと同じく1982年に発売されました。

c)stirling(スターリング)

スターリングは旧スコットランド王国の首都で、現在はスターリング城を中心に、中世の市街(オールド・タウン)の周囲に居住区が集まる「都市(City)」です。

この地名を冠したスピーカー「スターリング」は、ユニットには25cm同軸型ユニットを採用。また、ウーファーとトゥイーターの2個のユニットから別々に放射された音が同じ点で合成されるため、音像の分解能や定位感に優れています。ウェストミンスターやエジンバラに遅れること1年の、1983年に発売されました。

2-2-4.名機揃いのタンノイ

このように、タンノイには名機と呼ばれるものが多数存在します。もちろん、ここでご紹介したもの以外も数多くありますから、いかにタンノイが人気のオーディオかということは伝わったかと思います。

古いものでも、質がいい。

それがタンノイの魅力です。だからこそ、タンノイは現代でも高く売れるのです。

2-3.TANNOY(タンノイ)が高く売れる理由③

タンノイが高く売れる、三つ目に理由。
それは、日本における戦後のオーディオ評論に多大な影響を与えた人物「五味康祐」がタンノイをこよなく愛したからです。

五味康祐は芥川賞作家です。
剣豪を題材にした時代小説を数多く発表しており、特に柳生十兵衛に代表される柳生一族を主題にした作品は人気で、「五味の柳生か、柳生の五味か」と評されるほど人気を博しました。

一方、オーディオ・クラシック音楽評論でも著名で、五味は「オーディオの神様」とも呼ばれていました。オーディオに関する著書も数多く、「西方の音」「天の聲 西方の音」「音楽巡礼」「オーディオ巡礼」などがあります。

五味の影響は没後も大きく、例えば五味の死からおよそ25年後のことです。五味の相続人が全て死去する事態が起きてしまいます。この場合、法律の定めにより、不動産や動産、金融資産などの遺産は国庫に収納されます。つまり、遺族が保存していたオーディオ機器やLPコレクションなどは動産にあたるため、五味の遺品は競売にかけられて散逸する運命でした。しかし、東京都練馬区は、五味の遺品の文化的価値を重要視。最終的には2万点近くに及ぶ五味の遺品は競売にかけられることなく、練馬区が所有・管理することとなりました。

その後も五味の遺品は様々な所で活用され、2010年には回顧展「没後30年 五味康祐の世界-作家の遺品が語るもの」が開催、2014年には練馬区立石神井公園ふるさと文化館分室の2階に「五味康祐資料展示室」が開設されました。

また、同じく2014年からは、修復された五味のオーディオ機器一式を使い、五味のコレクションから選んだLPレコードを演奏する「レコードコンサート」が毎月1回(7月と8月を除く)開催されています。

このような芥川賞作家がタンノイをこよなく愛し、今でも五味を敬愛するファンが多くいるからこそ、タンノイは現代でも高く売れるのです。

3.オーディオ買取屋のタンノイの買取実績

3-1.オーディオ買取屋に寄せられた「お客様の声」

毎日オーディオ買取屋には、励みになる「お客様の声」が届きます。タンノイをお売りいただいた方からも、何通も喜びの声を頂戴しています。

ところで、なぜオーディオ買取屋は、オーディオを売りたいと思った人に選ばれているのでしょう。その答えは、オーディオ買取屋の元に寄せられる「お客様の声」にあると思っています。次の二つはタンノイをお売りくださった方の「お客様の声」です。

「一番高い見積もりだった」60代男性
「直接お会いはしてないけど、メールから人柄がにじみ出ていた」50代女性

ありがとうございます。これからも私たちは真摯に対応させていただき、大切なオーディオを、大切なタンノイを、最高値で買い取らせていただきます。

オーディオ買取屋に寄せられた「お客様の声」はこちらからご覧いただけます。ぜひご一読ください。
https://audio.kaitori8.com/uservoice/

また、オーディオ買取屋では、次に使う方へのメッセージを込めた「想い」を時折取材させていただき、発表しています。オーディオをどれだけ大切にしていたか。それは、私たちにオーディオ愛好家にとってはとても重要なことだからです。

大切にされていたオーディオを高く買う。
それこそ、私たちが目指すオーディオ買取専門店のあるべき姿だと思っています。

TANNOY 3LZ(MONITOR GOLD)のスピーカーをお売りいただいた栃木県の方からのメッセージを以下に公開しています。
https://audio.kaitori8.com/jirei/tannnoy-3lzmonitor-gold/

TANNOY Stirlingのスピーカーをお売りいただいた大阪府の方からのメッセージは以下にあります。
https://audio.kaitori8.com/jirei/tannoy-stirling-2/

オーディオ買取屋が、大切にされていたタンノイを大切に買い取るから。
それもまた、オーディオのタンノイが高く売れる理由の一つだと、私たちオーディオ買取屋は考えます。

大切にされていたオーディオは高く売れます。
私たちオーディオ買取屋は、必ず高く買い取ります。

オーディオ売るなら、タンノイを売るなら、ぜひオーディオ買取屋までご用命ください。

3-2.オーディオ買取屋のタンノイ買取実績

イギリスの老舗オーディオブランド「タンノイ」。
オーディオ買取屋では、そんなタンノイの買取実績は豊富です。

実績は安心の一つです。
オーディオ買取屋では、以下にタンノイの買取実績一例を公開しています。ぜひご覧ください。

【タンノイ買取一例】
https://audio.kaitori8.com/brand/tannoy/

ちなみに、オーディオ買取屋が高く買い取れるオーディオはタンノイに限りません。もちろん、イギリスのオーディオだけでもありませんし、アメリカのJBLや日本のアキュフェーズも高価買取しております。

また、買取品目はスピーカーだけではありません。
パワーアンプ、プリアンプ、レコードプレーヤー、カセットデッキなども高値で買取らせていただいております。

以下にオーディオ買取屋の買取事例を一部公表しています。ぜひご覧ください。
https://audio.kaitori8.com/jirei/

3-3.オーディオ買取屋がタンノイを高く買い取る理由

タンノイには歴史があります。ファンがいます。音質に定評があります。そして、オーディオ買取屋はタンノイの価値を熟知しています。

タンノイは高く売れます。
しかし、タンノイの価値を知る専門店でなければ、高くは買い取ってもらえません。

オーディオを高く売るなら。タンノイを高く売るなら。
まずはぜひオーディオ買取屋にご依頼ください。

4.まとめ

この記事では、高級オーディオ「タンノイ」の買取店おすすめ5店を紹介いたしました。

オーディオ買取屋、ハイサウンド、オーディオ高く売れるドットコム、、ナンバーワン買取センター、オーディオマート。

この5つのお店はどれもオーディオ専門家がオーディオを査定、あるいはオーディオに精通したスタッフが査定していますから、きっと高級オーディオ「タンノイ」も高額買取をしてくれるはずです。

とは言っても、経営者が異なればそのサービスも異なるのは当然です。ですから、以下にそれぞれのお店の特徴から、どんな人が特にどのお店の最適なのか一言でまとめてみました。ぜひ参考にしてください。

オーディオ買取屋店主はオーディオブームを経験している技術屋一筋オーディオ専門家。高額買取+安心感をお求めの方には特にオススメです。
ハイサウンドレコーディングスタジオからの買取実績も豊富なので、大量に手放したい方には特にオススメです。
オーディオ高く売れるドットコム姉妹店が存在し、オーディオ以外も買取っています。オーディオ以外にも売りたいものがある人には特にオススメです。
ナンバーワン買取センター音楽スタジオ、ライブハウス・コンサートホールなどに設置されたオーディオ・音響機器の買取実績が豊富です。法人の方には特にオススメです。
オーディオマートお客様の言い値に挑戦!と謳っています。他店で買取価格に不満がある方は、ぜひ査定依頼されることをオススメします。

なお、タンノイには次のような品番があります。
*一例であって、全てではありません。ここに記載がないからといって、高値のつかないタンノイ製品、というわけではありません。

ただ、もし該当する品番がありましたら、決して捨てたりせず、上記のようなオーディオ買取専門家に相談してみましょう。

【タンノイ型番一覧】
3LZ/HPD295、3LZ/Monitor、ARDEN、ARDEN LEGACY、ARDEN MK2、ARUNDEL、AUTOGRAPH、BALMORAL、BERKELEY、BERKELEY2、Belvedere、CHATSWORTH、CHEVIOT、CHEVIOT LEGACY、Canterbury、Classic Monitor、Corner york、DEVON 、EATON、EATON LEGACY、EDINBURGH、FSM、GLENAIR、GRF Memory 、IMPULSE10、IMPULSE15、KENSINGTON、KINGDOM、LANCASTER、LGM 、LOMOND 、RHR 、Rectangular York、SRM10B、SRM12B 、SRM12X、SRM15X、ST-100トゥイーター、ST-100Bトゥイーター、ST-200 トゥイーター、ST-25 トゥイーター、ST-50 トゥイーター、STIRLING、SYSTEM 10、SYSTEM 12、SYSTEM 15、SYSTEM 215、SYSTEM 8、TD-100、TD-500、TD-700、Turnberry、Westminster、Yorkminster