メンテナンスで長く使う!お手入れして高く売る!オーディオの保管方法

  1. なぜメンテナンスが重要なのか
  2. オーディオのお手入れで使う道具
    2-1.綿棒
    2-2.無水アルコール
    2-3.ベンジン
    2-4.ミシン油とシリコングリス
  3. 日頃のお手入れの基本「ホコリからの保護」
    3-1.基本は乾拭き
    3-2.細かい部分には綿棒を
    3-3.端子の保護
  4. 設置場所を考える、というメンテナンス
    4-1.窓際への設置は避けるべき
    4-2.その他 設置場所で考えるべきこと
  5. 長期間使用しない場合は
    5-1.移動には注意
    5-2.保管方法
    5-3.定期的に通電する
  6. まとめ

1.なぜメンテナンスが重要なのか

お気に入りのオーディオが、いつまでも自分好みの音を鳴らすこと。

それはきっと、全オーディオファンの願いでしょう。では、その願いを実現するには何が重要となるのでしょう。それは「日々のメンテナンス」です。毎日大切に使っていれば愛着が湧いてきますし、愛着が湧いてくればさらに丁寧に使うようになります。そうやって愛されたオーディオは、きっといつまでも、あなたのために素敵な音を鳴らし続けてくれることでしょう。

しかし、そんなオーディオも、いつかはあなたの手元を離れます。あなたが家族や知り合いに直接譲るか、あるいは、私どものようなオーディオ買取屋にゆだねるか。方法は大きくその二つが考えられますが、しかしいずれの場合でも、日々のメンテナンスは非常に重要です。特に後者(買取屋にゆだねる)の場合、メンテナンスの行き届いたオーディオは高く査定してもらえる傾向にあります。少なくとも、私ども「技術屋一筋40年 オーディオ買取屋」ではそうしています。もちろん、私どもは故障したオーディオも買い取っていますし、それを直して次に大切にしてくれる方々へお譲りもしています。が、やはりジャンク品より正常品を高く値付けますし、メンテナンスが行き届いて丁寧に扱われていた機器はより高く査定して買い取っています。

そこで今回は、よくある故障のパターンとその原因について確認した上で、お勧めのメンテナンス・お手入れ方法をご紹介していきます。

2.オーディオのお手入れで使う道具

オーディオに限らず、メンテナンスには道具が必要です。この章では、まずはオーディオをお手入れする際によく使用するメンテナンス道具をご紹介していきます。

2-1.綿棒

オーディオのメンテナンスで非常に重宝するのが「綿棒」です。

オーディオ機器のお手入れには様々なクリーナーを使いますが、基本的にはそれらを直接吹きかけることはありません。綿棒に染み込ませて使うケースがほとんどです。最近では黒い綿棒もあり、耳かきにおいては黒色の方が汚れを確認できますが、オーディオのクリーニングでは白色の綿棒の方が汚れ具合がわかりやすいと思います。

一般的な市販品でも問題ありませんが、ベビー用の綿棒は使い勝手が良いのでお勧めです。また、オーディオテクニカなど、オーディオメーカーが市販するクリーニング用綿棒もあります。

2-2.無水アルコール

無水アルコールとは、水を含まないエタノール(エチルアルコール)です。別名「無水エタノール」、あるいは「無水酒精」。濃度が95%程度のエタノールを脱水して製造します。

いわゆる普通のエタノールとは、水分を含まない点が最大の相違点です。したがって電気を通さないため、電子機器の掃除には適しています。

ただし、使用には充分な注意が必要です。

まず、手袋は必ず装着しましょう。エタノールはその揮発性の高さから、肌の水分を奪います。必ず手袋を着用の上、火気のないところで換気して使用しましょう。

また、保存方法にも注意が必要です。エタノールはその容器次第で性質が変わってしまったり、材質によっては容器を溶かしてしまいます。基本的には詰め替えずに保存しましょう。

2-3.ベンジン

ベンジンは原油から分留精製した、可燃性の高い揮発油です。燃料・溶剤として使用される他、油を溶解させる機能があるため、クリーニングの洗剤、あるいは家庭用で染み抜き剤として使用されています。

汚れを浮かす作用があり、シール剥がしにも使われています。

2-4.ミシン油とシリコングリス

ミシン油は、いわゆる機械油です。シリコングリスは、人によっては「万能グリス」と呼ぶほど色々な場所に使えるグリスです。車やバイクではブレーキ系統にも使われています。プラスチック部分などの様々な動きをスムーズにします。

3.日頃のお手入れの基本「ホコリからの保護」

オーディオ機器のお手入れには色々な方法があります。人によってはメンテナンスにもこだわりがあって非常にお金を使う人もいますし、他方では、オーディオ機器を愛しすぎて音楽を楽しむより長い時間をお手入れに費やす人もいます。が、ここでは日頃のお手入れの基本「ホコリの取り方」をご紹介します

3-1.基本は乾拭き

オーディオは非常にデリケートな精密電子機器ですから、とても水分に弱い特性があります。したがって、日頃のメンテの基本は「乾拭き」になります。毎日、柔らかい布などで一拭きするだけでも違います。

もし頑固な汚れが付着してしまった場合は、固く絞った布を使用します。ただし、この場合でも仕上げには必ず乾拭きをして、余計な水分を取ることが重要です。

3-2.細かい部分には綿棒を

「オーディオ機器の清掃で、最も使うのは綿棒です」。そう言い切ってもいいほど、オーディオのお手入れには綿棒を使用します。

というのも、オーディオは他の家電とは異なり、端子など細かい部分にホコリが溜まりやすい傾向にあります。そして、そのような細かい部分を布で清掃するのは至難です。が、綿棒なら端子など細かい部分の汚れをきれいに取り除くことが可能です。オーディオを傷つけることもありません。

ちなみに、無水アルコールを浸して使用すれば、乾拭きより相当キレイになります。ベンジンを使っても良いケースもありますが、まずは初心者は無水アルコールだけを使用した方が無難でしょう。

3-3.端子の保護

使用していない端子を放置していると、そこからホコリや湿気が侵入し、劣化や故障のリスクが高まります。したがって、使用していない端子にはジャックプロテクターなどで保護するようにしましょう。

4.設置場所を考える、というメンテナンス

オーディオの場合、手を動かして清掃するだけがメンテナンスではありません。オーディオは適切な場所に設置するだけで寿命は延びます(反対に、適さない場所への設置はオーディオの寿命を縮めます)から、「どこに置くか」もメンテナンスの一つと言えるでしょう。

ここではオーディオを設置する際に知っておきたい基本を解説します。

4-1.窓際への設置は避けるべき

4-1-1.窓際を避けるべき理由

オーディオは非常に熱に弱い機器です。したがって、気温が上がりやすい窓際は、オーディオを設置するには不向きです。また、窓際は直射日光のリスクも非常に高まります。さらに、基本的に、オーディオは紫外線の影響をさほど受けませんが、直射日光となるとその限りではありません。

特に冬場は、窓際は結露する可能性も高まります。湿気はオーディオの大敵です。一日でも長く自分のオーディオを愛用するためにも、ぜひ窓際から離し、オーディオを湿気や熱から守りましょう。

4-1-2.窓際しか設置場所がない時には

まずは厚手のカーテンを取付け、可能な限り窓から離しましょう。熱や結露の影響を考えると、最低でも20cmは離しましょう。

収納箱に収納するのも有効な手段です。が、収納箱は中に熱がこもります。したがって、前面に扉がない物を使う、あるいは使用時に扉を開きましょう。

4-2.その他 設置場所で考えるべきこと

やはり、風通しの悪い場所は熱がこもるため、オーディオを設置するには不向きです。そして、意外と盲点なのが壁際です。あまりに壁と近すぎると、オーディオはうまく放熱できません。左右は最低でも20cm、天板からは30cmは離しましょう。

また、暖房の風が直接当たる場所もよくありません。予想外にオーディオが熱を持つこともあるからです。注意しましょう。

5.長期間使用しない場合は

5-1.移動には注意

例えばヒートショックなど、急激な温度変化は人間に悪影響を及ぼしますが、それはオーディオも同じです。場合によっては内部で結露が起き、湿気により故障することもあります。冬場にオーディオを移動させる場合は、徐々に温度にならして移動させましょう。

5-2.保管方法

ホコリや湿気が多いところは避けましょう。その上で、乾燥剤を一緒に置いたり新聞紙で包んだり、あるいはビニール袋にいれて保管することも、ホコリや湿気からオーディオを守るのは有効でしょう。しかし、どんなにスペースに困ろうとも、通電していないからと言って縦置きにはすべきではありません。厳禁です。必ず使う時と同じように保管しましょう。

なお、元箱があるなら一緒に保管しておくことをお勧めします。なぜなら、買取時により高く査定してもらえるケースがあるからです。

5-3.定期的に通電する

オーディオに限らず、電気機器は通電しないで放置すると、機器内部の電解コンデンサーの内部で電解液が極板を浸食し、電解コンデンサーが劣化します。しかし、電解コンデンサーは自己修復性を持ち、適時適切な使用電圧を与えると自己修復します。したがって、定期的な通電はオーディオの劣化を防ぐため重要です。

また、このときにスイッチやツマミをすべて作動させましょう。人間の身体と同じです。使わない関節は動きが悪くなります。オーディオも時折操作することで、スイッチやツマミの不具合を予防・解消できます。

6.まとめ

オーディオは熱と湿気とホコリに弱い特性があります。ですから、まずは熱と湿気とホコリから徹底して保護することを考え、日頃からお手入れをしましょう。そして、何らかの事情があり長期使用しない場合でも、時折の通電は欠かさないようにしましょう。

丁寧に扱えば丁寧に扱った分、オーディオはあなた好みの音を奏でてくれます。そして、その音があなた好みであればあるほど、あなたはオーディオを大切にすることでしょう。

メンテナンスとは「どれだけ好循環をつくれるか」です。

オーディオをお手入れすることで、素敵なオーディオ・スパイラルが生まれますことを心よりお祈り申し上げます。

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