オーディオ運搬を頼める運送業者まとめ

オーディオ製品を売りに出す理由は、人それぞれだと思います。

長く愛用してきたが、新しい機器に買い替えようと決断した。購入した機器が耳に合わず、やむなく売ることにしたという方もいらっしゃるでしょう。また、父が愛した機器を愛好家の方に譲りたい、こんなケースもあると思います。

いずれにせよ、次の所有者に使って欲しいという気持ちを持っての売却でしょう。そこで売却先が見つかったが、遠方にある売却先にどうやって送ったらいいか分からないなんてことはありませんか。ここではオーディオを扱う運送業者についてまとめてみました。

また、オーディオを梱包する時の留意点をまとめてみました(梱包についての注意点はこちら)。ご参考になれば幸いです。オーディオ機器を運搬する業者には、ピアノ等の楽器やPA、精密機器の運搬も行う専門業者がいますが、まずは最も一般的な運送業者のご紹介です。

トラック画像

【ヤマト運輸】

ヤマト運輸は、営業所も多くかなり大型の物まで対応しているので、自分で梱包できれば便利な運送業者です。

小型機器 →宅急便

「宅急便」で送ることができるのは、梱包品の縦×横×高さの合計が160cm以内、総重量が25kg以内、30万円までのものです。  一概には言えませんが、中級クラスまでのアンプ、各種プレーヤー、ブックシェルフ型スピーカーセットなどは、箱詰めしてもこのサイズ内に収まることが多いと思います。  宅急便は、6つのサイズに分かれていて、届け先のエリアによって料金が決められています。

●サイズ表

サイズ 荷物の大きさ 重さ
60サイズ 60cm以内 2kgまで
80サイズ 80cm以内 5kgまで
100サイズ 100cm以内 10kgまで
120サイズ 120cm以内 15kgまで
140サイズ 140cm以内 20kgまで
160サイズ 160cm以内 25kgまで

荷物の大きさか、重さのどちらかがサイズを超えている場合は、超えている方に該当するサイズを利用します。例えば、「大きさは140サイズに収まるが、重さが23㎏」の場合は160サイズになります。160サイズを超えるか、機器が30万円を超える場合は、「ヤマト便」を使います。

大型機器・高級機器 →ヤマト便

梱包品の縦×横×高さの合計が160cm、または重さが25kgを超えるもの、あるいは機器の価格が30万円を超える場合は、「ヤマト便」を利用します。中級以上のアンプやフロア型スピーカーなどが該当するでしょう。ヤマト便では重さが180㎏の物まで送ることができます。

運賃は、荷物の総重量と届け先のエリアにより決まります。家まで取りに来てくれる集荷も利用できますが、営業所に持ち込むと料金の割引が受けられます。

ヤマト便は、任意の運送保険がかけられます(保険についてはこちら)。  大型スピーカーなどで、箱がないといったケースは、以前は「らくらく家財宅急便」で頼むと、梱包して配送してくれましたが、平成26年9月に規約改正があって、精密品(オーディも含む)、50万円以上のものは扱わないことになりました。このような場合は、ヤマトに個別交渉するか、専門の業者に頼むことになるでしょう。

 

【佐川急便】

佐川急便にもヤマト運輸と同等の運送サービスがあります。

飛脚宅配便

梱包品の縦×横×高さの合計が160cm以内で、総重量が30kg以下の荷物が該当します。

5段階のサイズに分かれています。総重量が30kg以下と、他社より5㎏ほど重い物を運んでもらえます。補償限度額は30万円です。

飛脚ラージサイズ宅配便

3辺の合計が160cmを超え(260cm以内)、重さが50kgまでの荷物や、複数個口の荷物に対応します。損害賠償の限度額は30万円となっています。一人で運べることが目安となっています。

3辺の合計が260cm、または重さが50kgを超える荷物は、「チャーターサービス」か「大型家具・家電設置輸送サービス」が利用できます。

チャーターサービス

梱包をしてある荷物を集荷し、指定場所まで届けてくれます。精密機器にも対応しています。

大型家具・家電設置輸送サービス

3辺の合計160cm以上、長辺の長さが600cm以内で、重量80kg以内の家具や家電で、設置が必要な荷物が対象です。作業員が二人で担当しますので、嵩張るものや重い物を利用できるようになっています。  佐川急便でも任意の運送保険をかけることができます(こちら)。

 

【その他の宅配取り扱い会社】

カンガルーミニ便(西濃運輸)

梱包品の縦×横×高さの合計が130cm以内で、総重量が20kg以下の荷物が該当します。補償限度額は30万円です。

カンガルー高価品便(西濃運輸)

30万円を超える貴重品・高価品に対しては、カンガルー高価品便というサービスがあります。最大500万円までの商品の運送保険料(通常500万円の商品には1万円の保険料)を、運送料とパッケージ化したサービスです。

ゆうパック

梱包品の縦×横×高さの合計が170cm以内で、総重量が30kg以下の荷物が該当します。補償限度額は30万円です。ゆうパックには持込割引があって、郵便局等に持って行くと1個につき120円割引になります。

 

【専門業者】

大型のオーディオ機器の運送は、ピアノの運送を手がけている業者が兼ねることが多いので、地元のピアノ運送業者に問い合わせる手もあります。ここには、オーディオの運送を謳っていて、配送先が全国をカバーしている会社を上げました。見積もりや補償等については、各社にお問い合わせください。

ピアノ画像

池田ピアノ運送株式会社

〒241-0002 横浜市旭区上白根3-38-3
問い合わせ、見積もり TEL:0120-700088
ピアノが専門の運送会社ですが、ハイエンドオーディオやビンテージオーディオも取り扱っています。オーディオの専門店との取引があるようですが、個人の大型で高価な機器も運んでくれます。ネット見積もりも行っています。全国対応。

山手運送株式会社

〒174-0056 東京都板橋区志村3-30-4
問い合わせ TEL:03-3960-4670 FAX:03-3960-4671
小ロットの運送を手がけており、オーディオも扱っています。全国対応。

株式会社日和ピアノ運送

〒910-0843 福井市西開発1丁目2506
問い合わせ、見積もり TEL:0120-291-297
ピアノ専門業者ですが、精密機器や重量物の運送も行っています。サイト内に見積もりフォームがあります。全国対応。

株式会社全日本ピアノ運送

〒486-0817 愛知県春日井市東野町5-14-4
問い合わせ、見積もり TEL:0568-84-3526 FAX:0568-84-3719
E-mail:info@zenpi.co.jp
ピアノ以外にも、コピー機、金庫、ベッド、ソファ、机、たんす、冷蔵庫・洗濯機などを運び、オーディオも含まれています。ただし、発送先は全国ですが、発送元は愛知、岐阜、三重の三県に限られます。

有限会社ミュージック・パートナーズ・サポート

〒930-2221 富山県富山市今市1262-4
問い合わせ、見積もり TEL:076-435-5511 FAX:076-435-5512
E-mail:mps@kaishindo-music.co.jp
発送元は石川、富山県に限られます。発送先は全国に対応しています。

 

【梱包について】

オーディオ機器を梱包する際の留意点をまとめました。大切な機器ですから、しっかり梱包したいですね。

梱包

元箱がベスト

元箱があれば購入した時と同じ状態で格納できるので、これが最も適した梱包と言えます。

緩衝材は必須

気泡緩衝材はホームセンターなどで手に入ります。エアパッキン、エアクッション、プチプチといった名称で売られています。  緩衝材は、機器を包んで箱に格納したり、箱の中の隙間を埋めるのに便利です。さらに格納し終わった箱を緩衝材で包むと安心です。元箱がある場合でも、箱を緩衝材でくるんでから発送するようにしましょう。  オーディオは精密機器でもありますから、緩衝材は必ず使うようにしたいものです。

梱包には養生テープ

ガムテープでも問題はないんですが、剥がす時に段ボールごと剥がれたり、特に製品に貼り付けると、剥がした時に糊が残ってしまった経験があると思います。そんな時には養生テープを使いましょう。マスキングテープとも言いますが、建設現場などで塗装やコーキングする際に、作業箇所でないところを保護するために使われています。  ハサミを使わずとも手で簡単に切れる、剥がした後に糊が残らずきれいなどの利点があり、梱包やDIYなどに利用されるようになりました。最近はかわいい色のものなど、種類も豊富に出ているようです。ケーブル等をまとめる時も、養生テープを使えばベタベタが残らず、気持ちよく次の所有者に渡すことができます。

ストッパーをかける

CDプレーヤー等では、輸送中の事故防止用のストッパーが用意されている場合があります。梱包前にロックしておくと安心です。取扱説明書に、輸送時の注意点などが書かれている場合がありますので、それに従ってください。

付属品を忘れない

オーディオ機器には、さまざまな付属品があります。リモコンを始め、ケーブル類は一般的ですが、バスレフ型スピーカーのホールに入れて低音を加減するスポンジだとか、スピーカーネット、何に使うのか忘れてしまいそうになるピンとか、最近のAVアンプでは、音場測定用のセットアップマイク。細かい物を上げていけば、このほかにもまだまだあるでしょう。なくても稼働すると言ってしまえばそれまでですが、付属品は揃っているにこしたことはありません。忘れずに入れるようにしましょう。箱の中で動きやすいものですから、固定を忘れずに。

レコードプレーヤーの梱包には注意

レコードプレーヤーは、可動部分が多いので、梱包する際には注意が必要です。元箱や取扱説明書があれば、購入時の状態で格納していただくことができます。ここでは元箱がなくて、自分で箱に入れる際の注意点をまとめました。

  1. ダストカバー、ヘッドシェル、トーンアームのウェイト、ターンテーブ(+ラバーマット)は外して、それぞれを緩衝材で梱包します。ターンテーブルは、ダイレクトドライブの場合は、そのまま上に引き抜けますが、ベルトドライブの場合は、ベルトを外してから引き抜きます。ベルトドライブの方式によっても異なる場合がありますので、取扱説明書、あるいはメーカーに問い合わせるといいでしょう。
  2. トーンアームは、動かないように固定します。
  3. カートリッジと針は、カートリッジケースに入れます。ケースがなければ、針が何かに触れないような空間を確保した梱包を行います。
  4. 輸送中の振動でインシュレーターを傷つけてしまうこともあります。箱の中で本体が動かないように緩衝材等を詰めて格納します。
  5. 箱の中で、取り外したそれぞれの部品が動かないよう固定して収めましょう。

精密機器扱いにする

ヤマト運輸等の一般運送会社に輸送を頼む時は、必ず精密機器やこわれもの扱いにして、シールも貼ってもらうようにしましょう。梱包資材・梱包用の箱などは、運送会社に頼めば用意してくれるところもあります。ヤマト運輸も有料で梱包資材の用意があります。ただ、ちょっと大型の機材になると、適切な箱を見つけにくいと思われます。将来的に売却する予定がある場合は、元箱は保存しておくのが無難です。とは言え、収納の問題から元箱は処分したという人には、

株式会社アースダンボール
問い合わせ 0120-97-8583

アースダンボールのオーダーダンボールでは、寸法や厚さなどの各種段ボールが揃っている上に、送る製品にあわせて、オーダーメイドも可能です。自分で梱包を考えている場合には、便利だと思います。

 

【任意運送保険について】

ここでは、宅配会社の扱う任意の運送保険についてまとめました。

ヤマト運輸

宅急便は補償限度額が30万円までですが、ヤマト便には、運送保険がかけられます。

オールリスク型の運送保険で、朝日火災海上保険株式会社が幹事保険会社となっています。  運送品の分類によって保険料は異なりますが、電気製品の保険料は、一つの送り状あたり1万円につき20円(30万円を超える物。最低50円から)です。50万円の保険をかける場合は、1000円の保険料ということになります。

佐川急便

佐川急便も概ね30万円の補償限度額を設けていますが、こちらも運送保険を用意しています。

オールリスク型の運送保険で、引受保険会社は三井住友海上火災保険株式会社です。  保険料は、一つの送り状あたり保険金額1万円につき10円です(最低保険料は一つの送り状あたり50円)。保険料は1円位を切り上げした10円単位で算出されます。飛脚宅急便、飛脚ラージサイズ宅急便等でかけられます。  佐川急便が例示している保険料表を上げておきます。 参考保険料表 保険金額  保険料 35,000円  50円 51,000円  60円 100,000円  100円 1,000,000円      1,000円

西濃運輸

西濃運輸のカンガルー高価品便は、保険料と運送料がセットになったサービスです。最大500万円までかけられます。

専門業者

専門業者に頼む場合は、事前に問い合わせるといいでしょう。

保険は保険料が支払われないと効力を持たないので、事前に支払を済ませてから運んでもらうことになります。

  • 運送保険で注意していただきたいのは、梱包箱が変形して機器が損傷してしまったとか、水に濡れて故障の原因になったというように、明らかに運送上の事故だと分かるケースはいいのですが、例えば、機器が先方に届いたけれど作動しない。だけど梱包箱には外傷等の異常が見られない、といったケースでは、補償を断られる場合があるようです。保険は万能ではないことを知った上で、梱包は確実に行っておくことをお勧めします。