北欧の名門オーディオ「DALI」のブランドストリー

童話の国、デンマーク。アンデルセンの故郷としてばかりでなく、北欧のインテリア工芸国としても有名で、数々の優れたインテリアプロダクトを排出している国だ。国民性は素朴で勤勉。また、環境は広大で豊かな森林に囲まれており、良質な木材に恵まれていることもデンマークの製品が世界的に受け入れられている理由の一つだろう。

高級家具メーカーも多く、世界有数のスピーカーメーカーの生産拠点も点在しているデンマーク。
今回は、そんな国で最も有名なオーディオブランドの一つ「DALI」のブランドストーリー。

目次

  1. DALI概略
    1-1.名称
    1-2.音づくりのコンセプト
  2. 創業者「ピーター・ランドルフ」
    2-1.ランドルフと音楽
    2-2.きっかけ
    2-3.DALI以外に関係があるオーディオ関連企業
  3. DALI製品の進化
    3-1.Euphoniaシリーズ
    3-2.Heliconシリーズ
    3-3.EPICONシリーズ
  4. まとめ

1.DALI概略

1-1.名称

DALI(ダリ)は色々な形式で表記されている。公式ですら「DALI」もあれば「Dali」もあり、一定していない。そのため、どちらかといえば大文字表記の方がよく見かけるが、「Dali」でも誤りではない。

ただ、日本では「Dali」や「ダリ」ではなく、「DALI」とするのが一般的だ。

名称の由来は「Danish Audiophile Loudspeaker Industries」。

Danish = デンマーク
Audiophile = オーディオ愛好家
Loudspeaker = スピーカー
Industries = 産業

直訳すれば「デンマークのオーディオマニアのスピーカー産業」といったところである。
*-phileは、「○○愛好家」を意味する接尾辞。ギリシャ語 philos(愛する) に由来し、例えば愛読家なら「bibliophile」となる。

そして、その「Danish Audiophile Loudspeaker Industries」の頭文字をとって「DALI」と名付けられた。

しばしば、DALIはそのデザイン性の高さから、スペインの有名な画家「サルバドール・ダリ」と関連付けたがる人がいるが、それは全くの誤りである。

1-2.音づくりのコンセプト

DALIのオーディオの研究開発は、「オーディオの存在を感じずに、もっと気軽に、もっと心から音楽を楽しんでほしい」という願いからスタートしている。そして、そんな想いから、音づくりのコンセプトとして「Musical Emotion(音楽の豊かな感情)」を掲げて生産に取り組んでいる。

2.創業者「ピーター・ランドルフ」

2-1.ランドルフと音楽

DALIの創業者は「Peter Lyngdorf(ピーター・ランドルフ)」で、1953年にデンマークで生まれたデンマーク人である。

ランドルフは自他共に認める音楽好きで、「ほとんどの音楽を愛している」と公表する一方、いくつか個別の作品を非常に贔屓にしているとも語っている。例えば、クラシックなら「グスタフ・マーラー」の作品や「セルゲイ・ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番」、ロックなら「ビートルズ(The Beatles)」「ピンク・フロイド(Pink Floyd)」「ダイアー・ストレイツ(Dire Straits)」などである。ただ、ライブ・ミュージックに限ってはピアノ作品と交響曲を好む、と断言しており、それが後の事業(例えばピアノメーカー「スタインウェイ」との提供など)に影響を与えていることは間違いない。

2-2.きっかけ

ランドルフがオーディオづくりへ歩むこととなった最初のきっかけは、1964年のことである。11歳だったランドルフは、自分のテープレコーダーで初めてビートルズの楽曲を耳にし、失望する。そのテープレコーダーの内蔵スピーカーが、非常にお粗末に感じたからだった。

そこで、ランドルフは共振を減らすためにキャビネットの修正開始。さらに、後の高校時代には友人のためのキットスピーカーを製造し、その資金調達のためにさまざまなアルバイトを体験する。

高校卒業後は進学を志さず、Hi-Fiプロダクトを輸入する会社を立ち上げるべく一年間地元企業へ就職。そして1975年、流通会社として「AudioNord(オーディオノード)」を設立した。ピーター・ランドルフ、21歳のことである。

そして、1977年、会社設​​立時にNAD(New Acoustic Dimension)と出会い、NADの研究員であり高度開発ディレクターだったErik Edvardsenから多くのことを学ぶと、1980年、ランドルフはデンマークで自分の小売チェーン「Hi-Fi Klubben」を開始。と同時にスピーカーの開発に本格的に着手し、1983年にDALIブランドを誕生させた。

2-3.DALI以外に関係があるオーディオ関連企業

2-3-1.AudioNord(オーディオノード)

Audio Nord International A/S は、DALIの親会社であり、ランドルフが最初に設立した企業である。創立は1975年。当初は輸入オーディオ製品販売のチェーンストアだった。

そして、その翌年、オーディオノードは「Cerwin-Vega」のスピーカーの取り扱いを開始。もちろん、今もランドルフが経営する小売りチェーンにて取り扱いが継続されている。

Cerwin-Vegaは1954年、航空宇宙技術者「Eugene J. “Gene” Czerwinski(ジーン・サウィンスキー)」によって「Vega Associates」として設立されたオーディオメーカーである。その後「Cerwin-Vega」に名称変更され、現在はgibsonグループに属するオーディオメーカーの一つとして、ホームオーディオスピーカー、カーオーディオコンポーネントなどのプロオーディオコンポーネントを製造している。

本拠地はロサンゼルス。設立当初から30Hzで130dBを再生する技術を持ち、1957年、Cerwin-Vegaは世界で初めて「10,000Wソナーアンプに受けた回路用」のハイファイサウンド半導体増幅器の開発に成功した。

さらにその10年後、ダイナミックな音響革新がますます有名となり、Cerwin-Vegaは急速に一流ブランドへと成長。映画「大地震」の上映と同時に発表された音響効果「センサラウンド方式」が高評価を獲得し、Cerwin-Vegaのアンプとサブウーファーを活かしたパワルフな低音ユニットの特殊音響は技術部門でアカデミー賞を受賞した。

そして、その低音再生技術は現代にもしっかりと引き継がれ、Cerwin-Vegaは日本でも多くのオーディオ愛好家に愛されている。

AudioNordはそんなメーカーといち早くに付き合い始めた企業だった。

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2-3-2.NAD(New Acoustic Dimension)

NADはNew Acoustic Dimensionの略で、家庭用ハイファイアンプや関連部品を含むエレクトロニクス会社のブランド名である。設立は1972年。イングランドのロンドンで物理学の博士号を持つ電気技術者「Martin L. Borish」博士によって設立された。

NADの最も有名な製品は、1978年に発売された「NAD3020」である。開発者はDALI創設者のルドルフとも縁があるErik Edvardsen。非常に手頃な価格でありながらも、優れた音質を発揮。多くのファンから非常に高い評価を獲得し、20世紀を代表するベストセラーのオーディオとなった。

NADは1991年、ピーター・ランドルフ率いるデンマークのAudioNord社に買収され、ランドルフはそこでNADの哲学を学ぶ。

NADの哲学は、必要な機能のみを備え、審美的に控えめなデザインであること。そして、その哲学は今なお「DALI」のデザインに活かされており、北欧らしいオーディオデザインが実現されている。

しかし、NADは1999年、カナダのオンタリオ州ピカリングのLenbrook Groupに売却され今に至っている。

2-3-3.Hi-Fi Klubben

1970年、ピーター・ランドルフはオーディオの輸入会社「オーディオノード」を設立し、Cerwin-VegaのスピーカーとNADのアンプを取り扱っていた。しかし、アジアの成長が著しく、様々な面で課題が浮き彫りになってきた。そこで、ランドルフは小売チェーンの設立を決意。それが「Hi-Fi Klubben(Hi-Fiクラブ)」である。設立は1980年。

当初は、各店舗はHi-Fiクラブ自身が所有し運営していたが、後に大部分をフランチャイズ化。今では運営される店舗の約半分がチェーンであり、700名の従業員が中央のワークショップや倉庫、95以上の店舗に分散されている。

2-3-4.Steinway Lyngdorf

2-3-4-1.Steinway & Sons(スタインウェイ・アンド・サンズ)

スタインウェイ・アンド・サンズ(通称:スタンウェイ)は、世界で最も有名なピアノの代表格であり、日本では現在、コンサートを開くピアニストの10人に9人はスタインウェイを選ぶほど人気のピアノメーカーである。

創設者はドイツ人の「ハインリッヒ・シュタインヴェーグ」。彼は1836年、最初のグランドピアノを完成。それがドイツ・ゼーセンにある彼の自宅台所だったため、シュタインヴェーグの最初の作品は「キッチン・ピアノ」と呼ばれている。

その後、シュタインヴェーグはドイツで482台のピアノを作りるが、ピアノ事業と家族の将来を考慮し、息子たちとともに渡米を決意。その際、「ハインリヒ・シュタインヴェーク」は英語風の「ヘンリー・スタインウェイ」に改名。そして1853年、「スタインウェイ・アンド・サンズ」をニューヨーク市に設立した。

最初の作業場はマンハッタン区ヴァリック・ストリート85号の小さなロフトだったが、1860年代にはマンハッタンのパーク・アベニューに工場を新築。これにより年間生産台数は大幅に増え、500台から3倍以上の1800台規模となった。

スタインウェイのピアノづくりの特徴は、ベーゼンドルファーなどヨーロッパの名門メーカーとは異なっていた。彼らは音響的に残響豊かな宮廷での使用を前提にピアノづくりをしていたが、スタインウェイは数千人を収用できる音響的に貧弱な多目的ホールでの使用を想定していた。そのため、今でこそ音響工学による設計は常識だが、当時としては誰も考えなかったことを設計に盛り込み、結果、それが差別化への成功につながった。

しかし、20世紀後半以降は、製造に長い期間をかけるスタインウェイの経営手法は木材を多くストックする必要がある上、生産数が少ないことが経営を行き詰まらせた。そして、1972年のCBSによる買収、その後の複数の個人投資家への売却を経て、1995年にセルマー・インダストリーズの傘下に入り、今日では、米スタインウェイ・ミュージカル・インスツルメンツ(SMI)は米著名投資家ジョン・ポールソンのファンドに買収されている。

2-3-4-2.Steinway Lyngdorf(スタインウェイ ランドルフ)

2005年、ピーター・ランドルフはSteinway&Sonsとの提携を発表。Steinway Lyngdorfを設立する。このパートナーシップは、Steinway&Sonsのグランドピアノの音を、熟練したコンサートピアニストでさえその違いを識別できない程の再現性を約束するものだった。

そして2007年、Steinway Lyngdorfは、オーディオとデザイン力の頂点を代表する「モデルD Music System」をリリース。2008年には、強力かつ革新的なスタッカブルスピーカーシリーズ「Model LS」をデビューさせた。

その後の活躍もめざましく、Steinway Lyngdorfは世界中で最もエレガントで豪華、かつ純粋で健全に完成されたサウンドを響かせるブランドとして高い評判を獲得している。

3.DALI製品の進化

1975年、ピーター・ランドルフがデンマーク第二の都市アーハス(現在はユトランド半島北部のノラーヤー)に、輸入オーディオ製品販売会社オーディオノードを設立。やがてスウェーデンノルウェーの同業他社を合併し、さらにデンマークの同業者オーディオスキャンも吸収合併。北欧のオーディオ製品の流通拠点を築く。

そして1980年、ランドルフはスピーカーの生産に着手すると、1983年、オーディオブランド「DALI」を誕生させる。

DALIのスピーカーシステムは、欧州的な耳当たりの良さと独特の滑らかさ、それに調和的な音質が特徴で、そこに北欧ならではの木工仕上げの良さが加わって、非常に魅力的なスピーカーへと完成する。同じ欧州でも、イギリスやドイツなどとは異なり、解像度を保持しつつもハーモニーを柔らかく表現するサウンドである。

日本にもDALIは輸入されており、1986年には、「Dali-8」「Dali-7」「Dali-6」「Dali-3」が上陸している。そして、その後のDALIはフラッグシップモデルとなる「Euphonia(ユーフォニア)」を発売し、その開発技術をベースに「Helicon」を発表。さらに、「Euphonia」の代わりとなる新しいフラッグシップ「EPICONシリーズ」を頂点に、ミドルモデル「OPTICON」やエントリーモデル「ZENSOR」を展開している。

3-1.Euphoniaシリーズ

北欧の恵まれた森林資源と洗練された木工技術を背景に、まるで高級ブランド家具を思い浮かべてしまう外観と、厳選された電気部品のクオリティーを最大限発揮する独自の技術で、欧米ではハイエンドスピーカーブランドとして確固たる地位を盤石なものとしたEuphoniaシリーズ。

新開発の低損失ミッドレンジ/ウーファーユニットと、ソフトドームとリボンのハイブリッドツイーター・モジュールを搭載し、さらに、厳選したパーツを直接ハンダ付けしたクロスオーバー、22mm厚のリアルウッドキャビネット、各ユニットごとに独立したチェンバーなど、至る所でEuphoniaシリーズならではの特徴が散見できる。

その中でも最上位にあるのが「MS 5」。数世代にわたりリファレンスを更新して誕生したモデルである。20cmのダブルウーファー、16cmミッドレンジ、ドーム/リボン複合トゥイーターはそれぞれ独立したチェンバーに配置され、音圧は常に最適化。一方、トゥイーターの位置は耳に最短で届くよう計算されてマウントされており、技術的な裏付けはもちろん、音質面でも非常に高い評価を獲得している。金額は1本800,000円。そして「MS 5」に次ぐモデルが「MS 4」で、こちらは1本500,000円。

3-2.Heliconシリーズ

Heliconシリーズは「Euphonia」の開発技術をベースに誕生した20周年記念モデルである。「HeLicon」という名はMusicの語源である古代ギリシャ神話の女神Musesの住む地名に由来し、その最初のモデルが「Helicon 400」である。

トゥイーターは1インチのソフトドーム型とリボン型のハイブリッド型を採用。また、シルク振動板を用いることで色づけのない再生を実現しており、微小な空気感の再現にも成功している。

ウーファーユニットは6.5インチを2基搭載。1基は500Hzより上は自然減衰させて3,000Hzまでをシングルドライブとし、量感ある低域とヌケのよい中域を鳴らしている。また、2基のウーファーは上級モデル「Euphonia」と同様、それぞれ独立のチャンバーに収納され、背面ダクト構造で風切り音やチフノイズを抑制している。価格は1本 300,000円。

そして、この「Helicon 400」は、2007年に「Helicon 400 MK2」として進化。まず、ユニットをさらにしっかり支えるため、フロントバッフルを2層構造MDF材化し、強化部分は黒くピアノ塗装。外観はフラグシップのEuphoniaシリーズと共通にした。

ドライバーユニットにおいてはハイブリッドのトゥイーターに変更はないものの、ネットワークのコンデンサーを筆頭にグレードアップがなされており、フラグシップモデル「Euphoniaシリーズ」のクオリティにかなり近い出来栄えだ。

端子部はバイワイヤー/バイアンプ対応。しかし、そのターミナルは金メッキされた大型バナナプラグ、Yラグ、太めのワイヤー等、近年のスピーカーケーブルに合わせて強化されており、ジャンパーも音質的に配慮されたものが採用されている。

現在、「Heliconシリーズ」「Helicon Mk2シリーズ」は両方とも生産完了を迎えており、在庫がある分のみの取り扱いである。金額は「Helicon 400 MK2」が一本360,000円。その上位モデル「Helicon 800 MK2」が一本530,000円。

知っているようで知らない「スペック表の見方(アンプ編)」

3-3.EPICONシリーズ

「EUPHONIAシリーズ」に代わり、新たにフラッグシップに位置付けされたのが「EPICONシリーズ」である。そして、2012年に新たに発表されたのが「EPICON 6」である。

ウーハーユニットは初の内作ユニットで、ポールピースとトッププレート内周部に「ソフト・マグネティック・コンパウンド(SMC)」を採用。コンパウンド状の砂鉄一粒一粒に科学的コーティングを施すことにより、電気的絶縁性を確保して電流歪を極限まで抑制している。

また、十字型ポールピース、上下分割型アルミショートリングなど、磁気回路が原因となる歪の徹底的な低減策が新たに施され、コーン部には従来のシリーズにも用いられていたウッドファイバーコーンをEPICONシリーズ用にチューニングしたものを採用している。

ツィーターは新開発された29mmシルクソフトドームツイーターと55mmリボンツィーターによるハイブリッド・ツイーター・モジュールを搭載。シルクソフトドームツイーターは、大型化によって低い帯域の再生が可能となり、その結果、ウーハーとの音のつながりがさらに向上した。そして、これら2つのユニットはアルミダイキャスト製のプレートにマウントされている。

さらに、「EPICON 6」の上位モデルに位置するのが「EPICON 8」である。 「Crystal Clear Sound」をテーマに開発された「EPICONシリーズ」の最上級モデルとあって、まさに自然な音楽再生の追求においては最高レベルに到達している逸品だ。

金額は、「EPICON 6」が一本571,429円。「EPICON 8」が857,143円。

4.まとめ

DALIを設立したのは「ピーター・ランドルフ」。彼はDALI以外にも、オーディオメーカー「NAD(New Acoustic Dimension)」を所有していたり、「AudioNord(オーディオノード)」や「Hi-Fi Klubben」といったオーディオの流通・販売企業を創立したデンマーク人である。

そして、近年では世界で最も有名なピアノブランドの一つ「Steinway & Sons(スタインウェイ・アンド・サンズ)」と提携し、超ハイブランドのオーディオメーカー「Steinway Lyngdorf(スタインウェイ ランドルフ)」を立ち上げたまさにオーディオの天才である。

そんなランドルフが最初に創設したオーディオブランド「DALI」は、欧州だけでなく日本でも大人気である。輸入自体も1986年には開始されていて、当時は「Dali-8」「Dali-7」「Dali-6」「Dali-3」が上陸。

その後、Euphoniaシリーズにて欧米でのハイエンドスピーカーブランドとしての確固たる地位を盤石なものにすると、そのEuphoniaの開発技術をベースに誕生した20周年記念モデル「HeLicon」を発表。このシリーズで日本での人気も不動のものとした。

さらに「EUPHONIAシリーズ」に代わり、現在では新たなフラッグシップ「EPICONシリーズ」が発売されており、多くのオーディオファンに支持されている。

北欧のスピーカーブランド「DALI」。

これからもきっと、私たちに色付けのない美しいサウンドを、洗練されたフォルムで提供してくれることだろう。

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