オーディオ辞典【V】

仮想同軸型スピーカーかそうどうじくがたすぴーかー

Virtual coaxial type loudspeaker

ツィーターを中心にウーファーがその上下、あるいは左右に配置されているスピーカーのことです。

メーカーによっては、バーチカルツインともいいます。

特徴としては、二つのウーファーで挟むことにより、真ん中のツィーターから音が出ている、つまり一つのスピーカーから鳴っている効果が期待できる点です。

そのため音像定位がいいとされます。

トールボーイ型スピーカーや、センタースピーカーにこのタイプが多いです。

ボイスコイルぼいすこいる

voice coil

スピーカーの振動板を駆動させるためのコイルです。

このコイルは磁石の中に納められていて、信号を流すとフレミングの法則によって力が発生し、振動板に動きを伝えることによって音が出ます。

ボイスコイルは振動する必要があるので、ダンパーを介してフレームに固定されています。

この方式はダイナミック型スピーカーのもので、コンデンサー型スピーカーは磁石を必要としていないので使われません。

また、リボン型スピーカーは、リボン型の振動板がコイルも兼ねているタイプです。

ボリュームガリぼりゅーむがり

volume-gari

ボリュームつまみを回したときに出る雑音のことです。

バリバリあるいはガリガリという音がするのでガリというようです。

これはつまみ内部の腐食などで発生する接触不良が原因とされています。

このような場合は、電源をオフにした状態でつまみを何回も操作することによって、接触不良が改善し、音がしなくなるという事例が報告されています。