オーディオ辞典【S】

SACDえすえーしーでぃー

super audio CD

1999年にソニーとフィリップスにより規格化された、次世代CD規格の一つです。CDと同じ120mmサイズの光ディスクながら、1層あたりの容量は4.7GBで、CDの約7倍の容量を持っています。音声信号のデジタル化にはDSD(Direct Stream Digital)フォーマットを採用し、原音に近い音の再生を実現したといわれています。また、5.1chまでをサポートするため、ホールなどの立体的な音を臨場感をもって再生できることから、発売されるソフトはクラシックやジャズなど、音質を重視する分野に多いようです。

S/N比えすえぬひ

signal to noise ratio

S(シグナル、信号)とN(ノイズ、雑音)の比率のことです。音響機器で、元の信号に対して、信号を入・出力されたことによって混入する雑音の比率dBという単位で表したものです。数値が大きいほど雑音が少ないことを表しますが、計測方法や状況などの条件が一緒とは限らず、一つの目安だといわれています。

S/PDIFえすぴーあいでぃーえふ

Sony Philips Digital InterFace

SONYとPhilipsが協同で策定した映像・音響機器などで音声信号をデジタル転送するための規格。

音質の劣化がなく、1本のケーブルで5.1ch以上を鳴らす音声データを送れる事が可能なため、ホームシアターシステムなどに最適とされている。

SBCえすびーしー

sub band codec

BluetoothのプロファイルであるA2DPの標準コーデックです。アナログ信号をデジタル符号化するための技術で、おもにオーディオ信号の符号化に利用されます。複数のフィルターを使って、入力信号を複数の周波数帯に分解し、それぞれのサブバンドの信号について別個に量子化と符号化を行いますが、人間の聴覚心理学上の特性を利用し、帯域ごとのビット配分を決めるという手法が取られるのが特徴です。

サランネットさらんねっと

saran net

スピーカーユニットの保護を目的につけられている保護カバーのことです。

多くは布でできていて、ホコリや傷などから守っています。聞く際にサランネットを外した方がいいのかどうかは、個人の好みといえますが、

メーカーによっては装着する前提で音を設計している場合もあります。

余談ですが、建築用語にもサランネットがあり、網戸やエアコンなどの防塵用フィルターなどに使われていますが、そのサランは商標名だそうです(Saran)。

ポリ塩化ビニリデン系繊維の名称をサランというようです。

スーパーツィーターすーぱーつぃーたー

super tweeter

超高音域の再生を目的とした専用スピーカーのことです。

製品によりますが、およそ10kHz~200kHz程度までの帯域を再生できます。

スピーカーシステムにおいて、高音域はツィーターが受け持ちますが、20kHz以上の超高音域を再生するスピーカーをスーパーツィーターと呼んで区別しています。

いわゆるハイレゾ音源の普及や、超高音域がカットされていないレコードの見直しに伴って、これらに含まれる超高音域を再生できるスーパーツィーターがクローズアップされてきているのでしょう。

スイッチング歪みすいっちんぐひずみ

switching distortion

B級プッシュプル増幅器で、波形のつなぎ目に生じるパルス状の歪みのことをいいます。

プッシュプル回路の上または下の素子の電流が、信号の半サイクルごとに止まる瞬間、素子の応答がスイッチングに際して遅れるために発生します。高い周波数において発生しやすくなっています。

スタビライザーすたびらいざー

stabilizer

オーディオ機器や、CD、レコードの上に置き、重さを利用して振動を抑える装置のことです。

出回っている製品の多くはレコードスタビライザーで、その効果はレコード溝から針が音を拾い上げる時の振動を整え、余分な音をできる限り消すことにあります。

自分好みの音質に微調整するため、複数のウエイトを組み合わせることによって重量が変えられる製品もあります。

ストロボスコープすとろぼすこーぷ

stroboscope

オーディオにおいては、レコードプレイヤーの回転速度を測定するための装置のことをいいます。

サイドに縞模様のパターンがつけられているターンテーブルか、パターンがつけられた円盤をターンテーブルに置き、回転させます。

そこを蛍光灯の明かりで照らして、パターンがストロボ効果によって静止して見えれば、正しい回転速度で回転していることがわかるという仕組みです。

一瞬だけ点灯する光源を一定間隔で繰り返し発光させ、回転しているものを可視化させるシステムを応用したものです。

セミオープン型ヘッドホンせみおーぷんがたへっどほん

Semi-opening type headphones

セミオープン(半密閉)型は、ヘッドホンの音を増幅するハウジング部分に小さな穴が開いているタイプのものをいいます。

ハウジングの穴は、超低音を増幅するとともに、低音のこもりや高音の共鳴を防ぐ役割を果たしています。

また、適度な遮音性も持っています。

ヘッドホンは構造によって様々な種類があり、他にはオープン(開放)型やクローズ(密閉)型、フルオープン(全開放)型などがあります。

クローズ型は、ハウジングに穴がないものをいい、重低音の再現に有利なほか、遮音性に優れています。

オープン型はハウジングに穴が開いていて、音場が広く音の抜けがよいといった特徴があります。

その代わりに重低音を出すために大きなドライバーが必要になり、その分高価格帯の製品が多いようです。