オーディオ辞典【の】
ノイズキャンセラーのいずきゃんせらー
noise cancelerヘッドホンなどに使われている技術で、ノイズ(雑音)を打ち消すような音を聞かせて、雑音が聞こえないようにすることです。
人間の耳がノイズと認識する周波数の音が研究によって特定されており、ヘッドホン内部につけられたマイクが周囲の音を拾い、その音の中からノイズを割り出し、その波形と逆の波形の音波をヘッドホン内に再生させることによって、ノイズを軽減、あるいは消去する技術です。
アクティブ騒音制御を応用したものといえるでしょう。
ノイズの消去だけを狙った耳栓も商品化されています。
ノイズリダクションのいずりだくしょん
noise reduction音声や映像の信号に含まれるノイズを除去、軽減する技術です。
信号に混入したノイズを特定し、取り除くことによって信号の改善を図る方法と、録音時に音声信号を強調するように操作し、再生時にノイズとともに元に戻すことで、ノイズを軽減する方法とがあります。
アナログテープレコーダーのヒスノイズ対策として開発が進みましたが、テレビやビデオなどの映像画質を改善する技術もノイズリダクションと呼ばれます。