オーディオ辞典【こ】
コーンスピーカーこーんすぴーかー
cone loudspeaker振動板の形状が円錐状(コーン型)をしているスピーカーのことです。
スピーカーの振動板としてコーン紙は軽量であることから、また成形がしやすいといった特徴を持ちます。
コーンの形状や大きさにバリエーションをもたせやすいこともあり、最もポピュラーで、高音用から低音用まで幅広く使われています。
特に口径の大きなウーファーはほとんどこのタイプです。
振動板のタイプはこの他にドーム型、ホーン型、平板(面)型などがあります。
5.1チャンネルごてんいっちゃんねる
DVDの普及によって、家庭内で映画や音楽を楽しめるようにしたスピーカーのシステム、あるいは収録技術です。前方に左右とセンターの3本、後方(センタースピーカーに対し110°の位置が望ましいとされる)に左右2本、重低音を受け持つサブウーファースピーカーを配置し、DVDに収録されたそれぞれに割り当てられたチャンネルから信号を送り、再生します。音に立体感や臨場感が生まれ、映画やコンサートではリアルな感覚が楽しめます。リアにセンタースピーカーを追加した場合は、6.1チャンネルと称します。
コンデンサースピーカーこんでんさーすぴーかー
condenser loudspeaker静電形スピーカーともいいます。
金属蒸着したプラスチックフィルムを振動板として使い、高電圧をかけて信号を流すとフィルムが振動する仕組みです。
ダイナミック型のような磁石を用いて振動をさせるタイプではありません。
特徴は振動板全面にわたり、均一な駆動力で全帯域駆動できることで、繊細な音の再現に優れるとされます。
また、奥行きが薄い形状をとることができます。
振幅の幅が限られるため、大型化には向かないといった事情があり、おもに高音用スピーカーとして用いられています。