オーディオ辞典【ふ】
フォノイコライザーふぉのいこらいざー
phonoequalizerフォノイコライザー(フォノEQ)とは、レコードのカートリッジが出す微弱な信号を増幅し、RIAA特性で補正するアンプのことです。レコードをアンプにつなぐために欠かせない機器です。
なぜ必要か
レコードは記録時に低音を小さく・高音を大きくして刻む「RIAAカーブ」で録音されています。再生時にこれを逆補正して元のバランスに戻すのがフォノイコライザーの役割です。あわせて非常に小さいカートリッジ出力を増幅します。
MM型とMC型
- MM(ムービングマグネット):出力が大きく対応機が多い
- MC(ムービングコイル):出力が小さく、昇圧トランスや専用EQが必要
負帰還回路ふきかんかいろ
negative feedback amplifier負帰還回路(NFB)は、アンプ出力の一部を反転して入力に戻すことで歪み低減・周波数特性平坦化を実現する回路技術です。1934年にBlack(Bell Labs)が考案。
NFB量(dB)が大きいほど歪み率は下がるが、高NFB化は過渡応答悪化・聴感的不自然さの原因にも。Accuphase A-75 等は適切なNFB設計で 0.05% 以下の低歪を実現。
ブックシェルフ型ぶっくしぇるふがたすぴーかー
bookshelf type loudspeakerブックシェルフ型スピーカーは、本棚に収まるサイズのコンパクトな2wayスピーカーです。B&W 805 D4・KEF LS50 Meta・Dynaudio Confidence 20 等が代表機種。
サイズが小さく設置自由度が高い反面、低音再生は40Hz前後までが限界。スピーカースタンド(高さ60-70cm)に設置することで本来の音場・定位が得られます。
当社ではブックシェルフ型(B&W 805 D4・KEF LS50・Dynaudio等)を業界40年の経験で査定。参考買取相場は応相談。
プッシュプルぷっしゅぷる
push-pullプッシュプルとは、2本の増幅素子(真空管またはトランジスタ)が交互に動作して信号を増幅する方式のことです。片方が押し(プッシュ)、もう片方が引く(プル)ように働くことからこう呼ばれ、真空管アンプの主流回路になっています。
仕組みとメリット
正の半波と負の半波を2素子で分担するため、大きな出力を効率よく取り出せ、偶数次高調波歪みが打ち消されるのが特長です。EL34・KT88・6L6・300B などの真空管で構成されます。
シングル方式との違い
- プッシュプル:高出力・低歪み。力強くレンジが広い
- シングル(SE):低出力だが偶数次歪みによる独特の艶。小音量向き
Bluetoothぶるーとぅーす
Bluetoothデジタル機器用の近距離無線通信規格の一つです。半径数メートルから100メートル程度の距離のBluetooth搭載機器間で、電波を使い簡易な情報のやりとりを行うのに使用されます。2.4GHz帯を使用して、PC等のマウスやキーボードとの接続をはじめ、携帯電話、スマホ、タブレットでの文字情報や音声情報、ヘッドセットなど比較的低速度のデジタル情報の無線通信を行う用途に採用されています。デジタルオーディオ分野での採用も多く、デジタルオーディオプレーヤーや、アンプ、スピーカーなどに採用され、配線フリーな自由度が重宝されています。Bluetooth接続には、同じプロファイルを持たないと接続できません。おもなプロファイルを上げると、HID(Human Interface Device Profile、マウス・キーボード用)、HSP(Headset Profile、通話用)、HFP(Hands-Free Profile、通話用)、A2DP(Advanced Audio Distribution Profile、音楽用)、AVRCP(Audio/Video Remote Control Profile、音楽用)などがあります。
Blu-ray Discぶるーれいでぃすく
Blu-ray Disc新規格でつくられた第3世代光ディスクです。ディスクの大きさはCDやDVDと同じ12㎝ながら、青紫色レーザーで記録し単層で25GB、2層で50GBの記録容量を実現しています。これはDVDの約5倍にあたります。さらに大容量のディスクが規格化され、高画質な映像コンテンツが楽しめるようになりました。また、保護層が0.1mmと薄く、書き込み・読み出しエラーが少ないことです。BD規格はCD規格やDVD規格とは互換性がないが、現行のCDやDVDも使用できる製品として商品化が進められたため、多くのBlu-ray Disc対応機器でCDやDVDも扱うことができます。また、ファイルフォーマットはUDF 2.50以降を採用しており、DVD書込み時に必要なファイナライズ処理が不要であるという利点もあります。。
フルレンジスピーカーふるれんじすぴーかー
full-range loudspeakerフロア型ふろあがたすぴーかー
floor speekerフロア型スピーカーとは、床に直接置いて使う大型のスピーカーのことです。トールボーイ型を含み、大きな箱と複数のユニットで、低音までゆとりをもって再生できます。
ブックシェルフ型との違い
- フロア型:箱が大きく低音が豊か。スケール感に優れる
- ブックシェルフ型:小型で設置しやすいが低音は控えめ
設置のポイント
背面や側面の壁との距離で低音の量感が変わります。付属または市販のスパイク・インシュレーターで振動を抑えると、音の輪郭がはっきりします。左右の間隔と内振り角も音像に影響します。
運搬・査定の注意
大型で重量があるため、輸送時はエッジやネットの保護、元箱の有無が重要です。ペアそろい・木目の状態も評価に関わります。関連用語:エンクロージャー/バスレフ型/コーンスピーカー。
平板スピーカーへいばんすぴーかー
flat board loudspeaker平板スピーカーは、平面の振動板を使う高分解能スピーカー方式で、Magnepan・QUAD ESL 等のリボン/コンデンサ型が代表機種です。点音源に近い理想的な定位を実現。
振動板が薄く軽量のため、過渡応答に優れ繊細な音質。一方で低音再生は限定的で、サブウーファー併用が一般的。
関連用語:コンデンサースピーカー

