オーディオ辞典【は】

バイアンプばいあんぷ

bi-amplifier

バイアンプとは、1本のスピーカーの低音用ユニット(ウーファー)と高音用ユニット(トゥイーター)を、別々のパワーアンプで駆動する方式のことです。1台のアンプで鳴らす通常方式(シングルワイヤ)に対し、より緻密な駆動が狙えます。

仕組みと接続

プリアンプから2系統に分けた信号を、それぞれ専用のパワーアンプへ送ります。スピーカー側は低音端子と高音端子が独立した「バイワイヤ対応(ジャンパー付き)」である必要があります。

メリット

  • 低音の大電流と高音の繊細さを、干渉させずに増幅できる
  • アンプ1台あたりの負担が減り、余裕のある駆動になりやすい

関連用語:プッシュプルダイナミックレンジ

バイアンプ駆動のためにアンプを買い足した結果、これまで使っていた1台が余るというケースもよくあります。プリメイン・パワー・真空管それぞれの機種別 参考買取額と査定のポイントは、アンプ買取ガイドで解説しています。

ハイレゾはいれぞ

high-resolution audio

ハイレゾ(ハイレゾリューションオーディオ)は、CD音質(44.1kHz/16bit)を超える解像度を持つデジタル音声規格で、96kHz/24bit以上が一般的基準です。日本オーディオ協会(JAS)が定義。

主要フォーマット:FLAC・WAV・DSD(2.8MHz/5.6MHz/11.2MHz)・MQA。Esoteric K-01XD・Accuphase DP-1000・Marantz SA-10 等の現行高級機はほぼ全機種ハイレゾ対応。

関連用語:DAC / SACD / ネットワークオーディオ

バイワイヤリングばいわいやりんぐ

bi wiring connection

バイワイヤリングは、ウーファーとトゥイーター/ミッドレンジを別々のスピーカーケーブルでアンプから接続する方式です。ジャンパープレートを外して2系統のケーブルを接続。

低音電流と高音電流の相互干渉を低減し、音質の透明感・定位精度向上が期待できる方式。B&W 800シリーズ・TANNOY Prestige・Sonus faber 等の上位機種で標準サポート。

ハウジングはうじんぐ

housing

ハウジングは、ヘッドホン・スピーカーの振動板を保持し音響特性を決定するエンクロージャー部です。素材は木材(MDF・チェリー・ローズウッド)・金属(アルミ・マグネシウム)・樹脂等。

密閉型・オープン型・セミオープン型で音漏れ・遮音性・音場感が変わります。SENNHEISER HD800S(オープン)・FOCAL Stellia(密閉) が代表例。

バスレフ型ばすれふがた

bass reflex

バスレフ型とは、スピーカーの箱(エンクロージャー)にダクト(ポート)と呼ばれる穴を設け、低音を増強する方式のことです。もっとも普及した箱の方式で、少ない容積でも豊かな低音が得られます。

仕組み

ユニット背面から出る音をダクトで共鳴させ、低音域を前へ放射します。これにより、同じ大きさの密閉型より低い音まで量感を出せます。ダクトの径と長さで共鳴周波数を調整します。

密閉型との違い

  • バスレフ型:低音の量感が豊か。能率も稼ぎやすい
  • 密閉型:締まった正確な低音。過渡応答が速い

設置のコツ

ダクトが背面にある機種は壁に近づけると低音が増え、離すと締まります。ダクトからの風切り音(ポートノイズ)が気になる場合は壁との距離やスポンジで調整できます。関連用語:エンクロージャーフロア型コーンスピーカー

バスレフ型ばすれふがたすぴーかー

bass reflex type loudspeaker

バスレフ型スピーカーとは、エンクロージャー(箱)にダクト(ポート)を設けて低音を増強する方式のスピーカーのことです。市販スピーカーでもっとも普及した形式です。

動作の仕組み

ユニット背面から出る音の一部をダクトの共鳴で位相反転させ、前面の低音に加えます。これにより同サイズの密閉型より低い帯域まで量感のある再生ができます。詳しい方式の解説はバスレフ型もご覧ください。

特徴

  • 長所:低音の量感・能率を稼ぎやすい
  • 短所:設計によっては低音の締まりが緩くなる
  • ダクト位置(前面/背面)で設置の自由度が変わる

設置と状態確認

背面ダクト機は壁との距離で低音が大きく変わります。中古品ではダクト内の異物やエッジの劣化(エッジ軟化処理参照)を確認すると安心です。関連用語:エンクロージャーフロア型