オーディオ買取事例 TEAC ティアック A-7400RX オープンリールデッキ
TEAC A-7400RXは、1970年代にTEAC(ティアック)から発売されたオープンリールデッキで、オーディオマニアやプロフェッショナルの間で高い評価を受けているモデルです。以下に、その特徴やスペックについて紹介します。
主な特徴
- オープンリール方式:
- A-7400RXは1/4インチテープを使用したオープンリールデッキで、当時の高音質録音を実現するために多くのエンジニアや音楽制作者に利用されました。
- 4トラック・2チャンネル方式:
- ステレオ録音と再生が可能な4トラック・2チャンネルのデッキで、家庭やプロフェッショナル用途に対応。
- 3モーター方式:
- 高精度なテープ走行を実現するために、キャプスタン、リールモーターをそれぞれ独立させた3モーター方式を採用。これにより、安定したテープ走行と耐久性が確保されています。
- 自動リバース機能:
- 再生中にテープの終端に達すると自動で反転して再生を継続する「オートリバース機能」が搭載されています。これにより、手動でテープを反転させる手間が省けます。
- 高精度ヘッド:
- A-7400RXは、高精度で耐久性の高いヘッドを使用しており、長期間にわたって優れた音質を維持します。
- バリアブルピッチコントロール:
- ピッチコントロール機能により、再生速度を微調整できるため、録音・再生における正確なタイミング調整が可能。
スペック
- テープ速度: 19cm/s(7½ ips)、9.5cm/s(3¾ ips)
- トラックシステム: 4トラック 2チャンネル
- ワウ・フラッター: 19cm/sで0.06%以下
- 周波数特性: 30Hz〜28kHz(19cm/sの場合)
- SN比: 55dB以上
- モーター: 3モーター方式(キャプスタン1、リールモーター2)
- 重量: 約25kg
評価と現代の価値
TEAC A-7400RXは、現在でもヴィンテージオーディオとして高い人気を誇っています。特にアナログ録音の温かみや、オープンリール特有の音質を追求するマニアに支持されています。中古市場でも比較的高価で取引されていることが多く、状態が良ければ数十万円に達することもあります。
音質やデザイン面で魅力的なだけでなく、丈夫で長寿命なため、メンテナンスを行えば今でも使用可能なモデルが多いです。