オーディオ買取事例
オーディオ買取事例 TRIO トリオ KA-7700D プリメインアンプ

TRIO(現・ケンウッド)の「KA-7700D」は、1970年代後半に登場した高級プリメインアンプで、同社の最上級機「KA-9300」に次ぐモデルとして位置づけられました。当時の最新技術を取り入れた設計が特徴で、現在でもヴィンテージオーディオ愛好家から高い評価を受けています。
主な仕様
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型式:DLDインテグレーテッドアンプ
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定格出力:100W + 100W(20Hz~20kHz、8Ω、両ch動作)
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全高調波歪率:0.005%(定格出力時)
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周波数特性:8Hz~150kHz(CD/AUX、Tuner、Tape→SP Out)
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SN比:
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Phono MM:69dB(2.5mV)
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Phono MC:107dB(250μV)
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CD/AUX、Tuner、Tape:107dB
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トーンコントロール:
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Bass(400Hz):100Hz ±10dB
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Treble(3kHz):10kHz ±10dB
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ダンピングファクター:1000(SP-A、100Hz)
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外形寸法:幅420×高さ128×奥行338mm
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重量:8.7kg
特徴と設計
KA-7700Dは、TRIOが推進してきた技術的特徴を継承しつつ発展させたモデルで、当時のプリメインアンプの最上級機KA-9300に次ぐ高級プリメインアンプとして位置づけられました。その設計には、ツイントランスや大容量コンデンサの採用など、音質と安定性を追求した構造が特徴です。
メンテナンスと注意点
ヴィンテージ機器であるため、経年劣化による問題が報告されています。例えば、ボリュームのガタつきや接点の酸化、トランジスタの劣化などが挙げられます。修理やメンテナンスには専門的な知識と技術が必要であり、部品の入手も困難な場合があります。
中古市場での価格動向
Yahoo!オークションでの過去180日間の落札データによると、KA-7700Dの平均落札価格は約23,982円で、状態や付属品の有無によって価格に幅があります。動作確認済みの良品は高値で取引される傾向があります。
総評
TRIO KA-7700Dは、その高い音質と堅牢な設計から、現在でも多くのオーディオファンに支持されている名機です。ただし、購入や使用に際しては、経年劣化やメンテナンスの必要性を考慮することが重要です。信頼できる専門店での購入や、専門家による点検・修理を検討することをおすすめします。
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