ラッカー盤

録音原盤として使われるレコード盤のことで、アルミニウムにニトロセルローズを主体とした塗布剤を塗った円盤です。
このラッカー盤にカッティングマシンでマスター音源を刻み、それを元にレコードのプレス機につけるニッケルのスタンパーをつくります。
このところのアナログレコードの復権により、オーストリアの会社が新しいプレス技術を開発し、実現段階に入っています。
その方法はHDヴァイナルと呼ばれ、コンピューターで3Dの波形データをつくり、そのデータを元にレーザーで直接スタンパーに波形を刻むのです。
この方法だと、製造時間やコストが大幅に削減され、音質や録音時間が改善されるとメーカーは謳っています。