メーカー別オーディオ買取事例

SHARP

シャープの歴史と特徴

総合家電メーカーであるシャープは、1970年代にオーディオ用のブランド「OPTONICA(オプトニカ)」を立ち上げます。ブランド名の由来は、同社がかつて開発していた光電式カートリッジの「光(OPTO)」からつけたとの説があります。

The Three Digrees(スリーディグリーズ)を登用したCMは今なお人気が高く、名曲「Love Is The Message;愛はメッセージ」が流れる中、「CD-4・SQ・RM内蔵」「12連ピアノタッチレバー」「シュア・カートリッジ」「ストロボ付タンーンテーブル」「B&Bスピーカー」「GS-777 ¥230,000」のテロップとともに各機種が順に映し出され、最後にスリーディグリーズが揃って「オプトーニカ」と発します。

しかしこの「オプトニカ」、売上げは低調で、1981年をもってほぼ撤退。1980年代中盤に「オプトニカ」ブランドは消滅し、再び「シャープ」ブランドでの販売に戻ります。

他のオーディオメーカーと同様に、CDプレーヤーの発売は1982年です。1号機は「DX-3」。定価は165,000円と高級路線の製品でした。しかしそれ以降は、国内ではミニコンポサイズの低価格モデル中心にシフト。販売はアメリカとヨーロッパをメインとし、こちらは国内戦略とは異なり、フルコンポサイズの輸出専用モデルなどを投入していました。

あまり知られていないのですが、実は当時のシャープはピックアップやDAC、マイコンなど、CDプレーヤー用の部品は自社生産していました。中でもピックアップの心臓部である半導体レーザーは優秀で、SONY(ソニー)の初期のCDプレーヤー「CDP-101」などや、フィリップスのCDMメカでも使われたりしていました。

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