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ROLAND
Roland(ローランド)歴史と特徴
ローランド株式会社は、梯郁太郎が自ら創設したエース電子工業を退いた後、1972年に大阪市で創業した大手電子楽器メーカーです。
社名の由良は、ヨーロッパ中世最大の悲劇的叙事詩として知られるフランス最古の叙事詩「ローランの歌」の主人公、「ローラン」が由来と言われています。
その名称決定の過程は戦略的で、梯郁太郎は創業時から海外への展開を想定しており、まずは「R」から始まる名称にすることを決定します。創業当時、電子楽器業界では「R」から始まる社名が少なく、イニシャル1文字で社名を書いた際に都合が良かったからです。
それから、いかなる国の言葉でもはっきりと聞き取れる社名として「ローランド」に決めたそうです。
そうして決まったローランド株式会社は、製品分野別にブランドを設ける「マルチブランド」展開をしています。
まずは、メインとなるブランド「Roland(ローランド)」。 電子ピアノやオルガン、シンセサイザー、電子打楽器、楽器用アンプなど、楽器全般に広く使用されています。2010年以降は、レコーダー、業務音響機器、コンピュータミュージック関連ハードウエアも使われています。
「BOSS(ボス)」ブランドは、各種エフェクターやギター・ベース周辺機器、チューナーなどのブランドです。
「RODGERS (ロジャース)」ブランドは、大型デジタルクラシックオルガンのブランドです。
一方で、販売終了ブランドもいくつかあります。
「EDIROL by Roland」ブランドは、2010年にRolandブランドに統合されるまで、レコーダー等に使用されたた旧ブランド。
「RSS by Roland」ブランドも、2010年にRolandブランドに統合されるまで、ライブミキサーなど業務音響機器に用いられた旧ブランド。(RSSは「Roland System Solutions 」の頭文字)
「Cakewalk by Roland」は、コンピュータミュージック関連ソフトウエア商品のブランドで、すでに同社の手からはなれ、現在Cakewalk製品は、ギブソン傘下のティアック、TASCAMブランドで販売されています。