メーカー別オーディオ買取事例

LINN

Linn(リン)の歴史と特徴

始まりは、1969年。アイバー・ティーフェンブルンが「リン・プロダクツ・リミテッド」を創設します。場所は英国グラスゴー。その地には、アイバーの父が精密機械工作工場を経営し、航空機用のパーツ類などを製作する工場がありました。アイバーはその機械工作技術を活かし、同工場の敷地の一部でターンテーブルを製造を開始します。

最初の製品は、ターンテーブル「SONDEK LP12」でした。
このプレーヤーは、ティーフェンブルン自身が世界中でデモンストレーションを行い、マーケットの認知を得たこともありますが、 非常に高精度で、かつその音の良さにより米国で大ヒットします。1993年には「New LP12」にマイナーチェンジされ、本機は現在でもロングランを続けています。

1970年代中頃からは、各種アナログ関連製品の開発とともに、スピーカーにも進出。
1980年代にはアンプ、1990年代にはCDプレーヤーと、次々に製品ラインアップを拡充。1990年代初頭には完全なステレオシステムが構成できるようになります。

一方、1982年にはLINN RECORDSを立ち上げてクラシックを中心としたCD制作にも乗り出します。さらに2006年に、DRMフリーのハイレゾ音源の配信を開始すると、2007年にはネットワーク・オーディオ・プレーヤー「KLIMAX DS」を発表。それに伴い、CDプレーヤーの生産を2009年末をもって終了します。

日本では1990年代後半にCDプレーヤー、チューナー、アンプを一体化した小型モデル「CLASSIK」が高音質かつコンパクトでデザイン性が高いシステムとしてファッション誌等で取り上げられ、限定色のモデルがビームスで販売されたことから、オーディオ・マニアのみならず一般にその名は広まりました。
製品のモデル名にMAJIK、ARTIKULATのようにほとんどに"K"が含まれることが特徴で、GENKI(日本語の「元気」から)のように英語以外の言語から採られたユニークなものも多くあります。

英国ブランドらしくスマートでコンパクトな「リン」。
Hi-Fiメーカーとして唯一の英国王室御用達ブランドで、オーディオをあまり知らなくても、一流のライフスタイルを志している人々には日本でも人気のブランドです。

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