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Victor(ビクター)の歴史と特徴

日本レコード界の草分けでもある「ビクター」は、1927年、「日本ビクター蓄音器株式会社」の社名にて、米国The Victor Talking Machine Company (ビクタートーキングマシンカンパニー)の日本法人として設立されます。
その翌年、1928年には日本吹き込みのレコードを発売。さらにその翌年には国産の蓄音機を発売と、まさにソフトとハード一体でのスタートでした。

1966年、ビクターはブックシェルフ型スピーカー「BLA-103」を発表します。するとその後、各社もブックシェルフ型スピーカーを発売し、ここにブックシェルフ型スピーカーの歴史は始まります。またその同年、7素子SEA内蔵プリアンプ「PST-1000」を発売。ここからビクターは大躍進時代を迎えます。

1970年には世界初の4チャンネル方式を採用したプリメインアンプ「MCA-V7」、
翌1971年には、世界初のCD4ディモジュレーター「CD4-1」、世界初のシバタ釘付カートリッジ「SRP-B33M」を発表。そして1972年には、「JL-B77」シリーズ・プレーヤーシステムを発売。このシステムに採用されたキャビネットには、無共振思想を追求して高比重、高密度ブナ積層合板を使用し、この形態は従来のハカマ式に対し、新しい方向として業界に影響を与えるものでした。

しかし、中でも一貫して人気が高いのはスピーカーでしょう。
1972年発表の2ウェイスピーカー「SX-3」に始まる「SX」シリーズは、空前の大ヒットとなりました。特にSXシリーズの一号機「SX-3」は、ネットのない白木のキャビネットというそれまでのスピーカーデザインの常識をくつがえす大胆なデザインで登場。音質も、国産は海外製に劣ると言われていましたが、「欧米のスピーカーに追いついた」と評判が立つほどの名機でした。

その後も様々な名機を生み出しますが、急速なデジタル家電の価格低下や、開発工程の膨張によるDVDレコーダーの重大な欠陥による損失などから、2011年、日本ビクター株式会社なる法人は84年の歴史に幕を下ろします。

現在、日本ビクター設立当時の英語表記である「Japan Victor Company」が由来の「JVC」ブランドは、ケンウッドが展開しています。

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