FOSTEX　(フォステクス)の歴史と特徴

FOSTEX　(フォステクス)はフォスター電機株式会社のブランドです。
フォスター電機株式会社は1949年に信濃音響研究所からスタートし、スピーカーの製造を始め、1953年には「フォスター」を商標登録、1959年にはフォスター電機株式会社と改称しました。1960年代には、ソニーのポータブルトランジスターラジオへスピーカー部品を提供し躍進のきっかけを作りました。

1970年代のオーディオ全盛期を経て、1980年代にオーディオ不況が訪れると、自作スピーカーユニットの生産を縮小する会社も多くなり、次第に他社が撤退していったことから国産メーカーではほぼフォステクスブランドが独占しました。1990年代に入り海外製品も入ってきますが、その製品数は多く、音楽好きの方々に支持され続けています。

「フォステクス」ブランドは、オーディオに関する、音響機器や、電子機器、オーディオ関連の周辺機器の開発や、製造、販売に取り組んでいます。

FOSTEXの主力商品はスピーカーとヘッドフォンです。特に自作するためのスピーカーユニットといえば、FOSTEX と言われるくらい有名で、海外製品と比べても、その製品数のラインナップで、群を抜いています。

スピーカーの特徴として高音から低音まで全帯域をひとつのユニットで鳴らす(フルレンジユニット)特徴があり、別々のユニット(マルチウェイ)で鳴らすより、音のつながりがスムーズとの声があります。

価格.comプロダクトアワード2012ではパソコン関連カテゴリの中のPCスピーカー部門で金賞を受賞するなど、価格に対する性能の高い製品として支持されるものもあります。
中にはユニークなスピーカーがあり、水中で音を出すことのできるスピーカーもあります。