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BOSE

BOSE(ボーズ)の歴史と特徴

1964年、マサチューセッツ工科大学(MIT;Massachusetts Institute of Technology)の電子工学及び音響心理学の教授「アマー・G・ボーズ」博士が、ボストンのMIT学内にボーズ・コーポレーションを設立。その2年後の1966年、8分の1球体のエンクロージャーに22個のユニットを取り付け、アンプとEQを内蔵したスピーカー「2201」を発表します。これはダイレクト/リフレクティング理論に基づき設計した、BOSE社製品第一号でした。

ダイレクト/リフレクティング理論は、ボーズが学生時代に、当時最も高いスペックを誇るスピーカーが著しく生の演奏音と異なることの発見を発端に、コンサートホールの徹底的な測定・解析に着手。結果、コンサートホールでは直接音が11%で、間接音が89%であるということをつきとめ、さらに心理音響学や室内音響学の分野にまで切り込むことで独自に確立した音響理論です。

しかし、BOSE社第一号機「2201」は商業的には大失敗します。数十台しか売れなかったそうです。しかし、その2年後の1968年、現在も名機として誉れ高い「901シリーズ」のオリジナル機「901」を発表。ボーズの名を広く知らしめることとなり、商業的にも成功の基礎となります。

それ以後のBOSEは、文字通り大躍進を続けます。ユニークな小型機から業務用機まで、さらには独特の低音再生機構の開発等々、特有の鳴りの良さが好評価を獲得。1977年にはボーズアジアリミテッド日本支社を設置して日本に進出し、1984年には日本法人のボーズ株式会社(BOSE K.K. )を設立します。
ただ、日本では当初、オーディオファンは「妙なスピーカーだ」といって相手にしませんでした。しかし、「301MM」を発売した1980年頃から知名度が急上昇。21世紀に入っても、ボーズは日本でも盤石な人気を誇っています。

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