メーカー別オーディオ買取事例

BEYERDYNAMIC

Beyerdynamic(ベイヤーダイナミック)の歴史と特徴

Beyerdynamic(ベイヤーダイナミック) 社は、ドイツのヴュルテンベルク地方では2番目に大きな都市 「Heilbronn(ハイルブロン)」 に本社を置き、 90 年以上に渡り高品質なヘッドホンやマイクを提供する老舗メーカーです。

1924年、Eugen Beyer(オイゲン・バイヤー)が、映画館向けのスピーカーを設計するElektrotechnische Fabrik Eugen Beyerを設立。純粋でクリアな音を求め、映画館用のアンプやスピーカーなどの開発に着手します。そして、1937年の第二次世界大戦前には、世界初のダイナミック型ヘッドフォン「DT48」を、1950年には世界初のステレオヘッドフォン「DT48 S」を開発します。

この伝統モデル「DT48」は、オーディオ好きにはたまらない一品の逸品で、今でも人気のあるモデルです。造りは現在主流の軽量重視とは異なる金属パーツを多用し、堅牢で重厚。音質も当時のままの音を残す貴重なモデルで、雑誌ではシーラカンス的と評されています。
また、DT48から進化したDT48Eは、ENG/EFPなどの放送用アプリケーションで広く愛用され、ほぼフィールドエンジニアの必需品となっています。(しかし、2012年、DT48Eは惜しまれつつも生産終了を迎えます)

その後も画期的な製品を発表し続け、様々なシーンで採用されているベイヤーダイナミック製品。
1987年には、18チャンネル・ワイヤレスセットがミュージカル「キャッツアイ」アムステルダム公演にて採用されると、1988年には、ソウルオリンピック唯一の公式ヘッドフォンとして「DT108」と「DT990」が採用。同社製品は20世紀前半から国際的な活躍を見せていますが、21世紀に入った今も世界中で愛され続けています。

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